公開日:2024/04/18 最終更新日:2024/04/18
JVNVU#91264077
PuTTY SSHクライアントのECDSA署名処理に脆弱性
PuTTY SSH クライアントには、ECDSA署名処理の実装に脆弱性があります。NIST P521楕円曲線によるECDSA秘密鍵を使っている場合、ごく少数の署名データから秘密鍵を特定される可能性があります。
- PuTTY バージョン 0.68 から 0.80 まで
PuTTY SSH クライアント実装には、ECDSA署名処理の実装に脆弱性があります。
NIST P521楕円曲線によるECDSA秘密鍵を使っている場合、署名を行う際に生成するnonceに偏りがあります(CVE-2024-31497、CWE-1240)。
その結果、ごく少数の署名データから秘密鍵を特定される可能性があります。
60個程度の署名データから、使用している秘密鍵を特定される可能性があります。
当該製品のアップデートおよび秘密鍵の更新
開発者が提供する情報をもとに、最新バージョンにアップデートしてください。
また、NIST P521秘密鍵を使用している場合は、鍵対の更新も行ってください。
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oss-security mailing list
CVE-2024-31497: Secret Key Recovery of NIST P-521 Private Keys Through Biased ECDSA Nonces in PuTTY Client -
RFC6979
Deterministic Usage of the Digital Signature Algorithm (DSA) and Elliptic Curve Digital Signature Algorithm (ECDSA)