公開日:2023/01/10 最終更新日:2023/01/25

JVNVU#91740661
OpenAM Web Policy Agent (OpenAMコンソーシアム版)におけるパストラバーサル脆弱性

概要

OpenAM Web Policy Agent (OpenAMコンソーシアム版)には、パストラバーサルの脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • OpenAM Web Policy Agent (OpenAMコンソーシアム版) バージョン 4.1.0

詳細情報

OpenAM Web Policy Agent (OpenAMコンソーシアム版)には、URLのパース処理の不備に起因するパストラバーサルの脆弱性 (CWE-22) が存在します。
さらに、本脆弱性を悪用するようなURLに対し、アクセスポリシーの判定が正しく行われない場合があります。

想定される影響

第三者がドキュメントルート外のファイルにアクセスする可能性があります。
また、アクセスを許可されていない第三者が、保護されたリソースにアクセスする可能性があります。

対策方法

パッチを適用する
開発者が提供する情報をもとにパッチを適用してください。

ワークアラウンドを実施する
WAF(Web Application Firewall)やIPS(Intrusion Prevention System)などにより、不審な通信を検知・遮断してください。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
OSSTech株式会社 該当製品無し 2023/01/10 OSSTech株式会社 の告知ページ
楽天モバイル株式会社 該当製品無し 2023/01/25
ベンダ リンク
OpenAMコンソーシアム issue#3: CVE-2023-22320
web-agentsリポジトリ

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:N/A:N
基本値: 7.5
攻撃元区分(AV) 物理 (P) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 低 (L)
必要な特権レベル(PR) 高 (H) 低 (L) 不要 (N)
ユーザ関与レベル(UI) 要 (R) 不要 (N)
スコープ(S) 変更なし (U) 変更あり (C)
機密性への影響(C) なし (N) 低 (L) 高 (H)
完全性への影響(I) なし (N) 低 (L) 高 (H)
可用性への影響(A) なし (N) 低 (L) 高 (H)
CVSS v2 AV:N/AC:L/Au:N/C:P/I:N/A:N
基本値: 5.0
攻撃元区分(AV) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 中 (M) 低 (L)
攻撃前の認証要否(Au) 複数 (M) 単一 (S) 不要 (N)
機密性への影響(C) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)
完全性への影響(I) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)
可用性への影響(A) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)

謝辞

この脆弱性情報は、製品利用者への周知を目的に、開発者が JPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2023-22320
JVN iPedia

更新履歴

2023/01/10
OSSTech株式会社のベンダステータスが更新されました
2023/01/25
楽天モバイル株式会社のベンダステータスが更新されました