公開日:2021/05/06 最終更新日:2021/05/06

JVNVU#91947410
Advantech 製 WISE-PaaS/RMM にハードコードされた認証情報の使用の脆弱性

概要

Advantech 社が提供する WISE-PaaS/RMM には、ハードコードされた認証情報の使用の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • WISE-PaaS/RMM 9.0.1 より前のバージョン

詳細情報

Advantech 社が提供する WISE-PaaS/RMM は、IoT ソフトウェアプラットフォームサービスです。
WISE-PaaS/RMM には、ハードコードされた認証情報の使用 (CWE-798, CVE-2021-27437) の脆弱性が存在します。

想定される影響

WISE-PaaS/RMM には、GrafanaAPI のクエリに使用できる管理者のユーザー名とパスワードがハードコードされているため、遠隔の第三者により、WISE-PaaS ダッシュボードから機微な情報を窃取される可能性があります。

対策方法

製品の使用を停止する
開発者によると当該製品のサポートは既に終了しているため、恒久的な対策として、製品の使用を停止してください。
開発者によると WISE-DeviceOn などの後継製品の利用を推奨しています。

ベンダ情報

ベンダ リンク
Advantech Resource Download

参考情報

  1. ICS Advisory (ICSA-21-124-01)
    Advantech WISE-PaaS RMM

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:N
基本値: 9.1
攻撃元区分(AV) 物理 (P) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 低 (L)
必要な特権レベル(PR) 高 (H) 低 (L) 不要 (N)
ユーザ関与レベル(UI) 要 (R) 不要 (N)
スコープ(S) 変更なし (U) 変更あり (C)
機密性への影響(C) なし (N) 低 (L) 高 (H)
完全性への影響(I) なし (N) 低 (L) 高 (H)
可用性への影響(A) なし (N) 低 (L) 高 (H)

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
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CVE
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