公開日:2021/09/16 最終更新日:2021/09/16

JVNVU#92089088
Apache Tomcatにおけるサービス運用妨害(DoS)の脆弱性

概要

Apache Tomcatには、サービス運用妨害(DoS)の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • Apache Tomcat 10.0.0-M1から10.0.2までのバージョン
  • Apache Tomcat 9.0.0-M1から9.0.43までのバージョン
  • Apache Tomcat 8.5.0から8.5.63までのバージョン

詳細情報

The Apache Software Foundationから、Apache Tomcatの脆弱性に対するアップデートが公開されました。

  • サービス運用妨害(DoS)- CVE-2021-41079
TLSにNIOとOpenSSLまたはNIO2とOpenSSLを使用したシステム構成の場合、細工されたパケットを受信すると、TLSの内部処理において無限ループが引き起こされる可能性があります。

想定される影響

遠隔の第三者によって細工されたパケットを受信させられた場合、サービス運用妨害(DoS)状態にされる可能性があります。

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。

  • Apache Tomcat 10.0.4以降のバージョン
  • Apache Tomcat 9.0.44以降のバージョン
  • Apache Tomcat 8.5.64以降のバージョン

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE
JVN iPedia

更新履歴

2021/09/16
[詳細情報] および [想定される影響] を更新しました