公開日:2023/03/31 最終更新日:2023/03/31
JVNVU#92145493
コンテック製CONPROSYS HMI System(CHS)におけるSQLインジェクションの脆弱性
株式会社コンテックが提供するCONPROSYS HMI System(CHS)には、SQLインジェクションの脆弱性が存在します。
- CONPROSYS HMI System(CHS) Ver.3.5.1およびそれ以前
株式会社コンテックが提供するCONPROSYS HMI System(CHS)には、SQLインジェクションの脆弱性(CWE-89、CVE-2023-1658)が存在します。
HTTPヘッダに特定のパラメータが含まれるPOSTリクエストを送信されることにより、実行されるSQLクエリを変更され、当該製品内の情報を窃取される可能性があります。
アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートしてください。本脆弱性の修正を含む Ver.3.5.2 がリリースされています。
ワークアラウンドを実施する
修正されたバージョンの適用ができない場合、次の対策により本脆弱性の影響を軽減することを推奨します。
- 当該製品のネットワークをファイアウォールで保護する
- 当該製品のネットワークアクセスを信頼できる閉域網で構成する
CVSS v3
CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:N/A:N
基本値:
7.5
攻撃元区分(AV) | 物理 (P) | ローカル (L) | 隣接 (A) | ネットワーク (N) |
---|---|---|---|---|
攻撃条件の複雑さ(AC) | 高 (H) | 低 (L) | ||
必要な特権レベル(PR) | 高 (H) | 低 (L) | 不要 (N) | |
ユーザ関与レベル(UI) | 要 (R) | 不要 (N) | ||
スコープ(S) | 変更なし (U) | 変更あり (C) | ||
機密性への影響(C) | なし (N) | 低 (L) | 高 (H) | |
完全性への影響(I) | なし (N) | 低 (L) | 高 (H) | |
可用性への影響(A) | なし (N) | 低 (L) | 高 (H) |
この脆弱性情報は、製品利用者への周知を目的に、開発者と下記の方が連携してJPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: Tenable Network Security