公開日:2021/04/30 最終更新日:2021/04/30

JVNVU#92304019
Exacq Technologies 製の複数製品に境界条件の判定の脆弱性

概要

Exacq Technologies 社 (Johnson Controls 社子会社) の複数製品には、境界条件の判定の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

Ubuntu operating system を使用する以下の製品が影響を受けます。

  • Linux ベースの Z-Series
  • Linux ベースの A-Series
  • Q-Series
  • G-Series
  • Legacy LC-Series
  • Legacy ELP-Series
  • exacqVision Network Video Recorders (NVR)
  • Linux ベースの C-Series Workstation
  • S-Series Storage Server

詳細情報

Exacq Technologies 社 (Johnson Controls 社子会社) の Ubuntu operating system を搭載する複数製品には、正しい値より 1 多い、または 1 少ない最大/最小値を計算または使用する、境界条件の判定 (CWE-193, CVE-2021-3156) の脆弱性が存在します。

想定される影響

ローカルの第三者によって、管理者権限を取得される可能性があります。

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、Ubuntu operating system を最新版にアップデートしてください。
詳細については、Exacq Technologies 社のテクニカルサポートにお問い合わせください。

ベンダ情報

ベンダ リンク
Johnson Controls Product Security Advisories | JCI-PSA-2021-04 (PDF)
Exacq Technologies exacqVision Technical Support

参考情報

  1. ICS Advisory (ICSA-21-119-03)
    Johnson Controls Exacq Technologies exacqVision
  2. Japan Vulnerability Notes JVNVU#96493147
    sudo にヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

CVSS v3 CVSS:3.0/AV:L/AC:H/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
基本値: 7.0
攻撃元区分(AV) 物理 (P) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 低 (L)
必要な特権レベル(PR) 高 (H) 低 (L) 不要 (N)
ユーザ関与レベル(UI) 要 (R) 不要 (N)
スコープ(S) 変更なし (U) 変更あり (C)
機密性への影響(C) なし (N) 低 (L) 高 (H)
完全性への影響(I) なし (N) 低 (L) 高 (H)
可用性への影響(A) なし (N) 低 (L) 高 (H)

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE
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