公開日:2021/02/18 最終更新日:2022/11/17
JVNVU#92330101
三菱電機製 FA エンジニアリングソフトウェア製品における複数の脆弱性
三菱電機製 FA エンジニアリングソフトウェア製品には、複数の脆弱性が存在します。
- CPUユニットロギング設定ツール (*1) Ver. 1.112R およびそれ以前
- CW Configurator (*1) Ver. 1.011M およびそれ以前
- データ転送ツール (*3) Ver. 3.44W およびそれ以前
- EZSocket (*1)(*2)(*3) Ver. 5.4 およびそれ以前
- FR Configurator (*2) 全バージョン
- FR Configurator SW3 (*2) 全バージョン
- FR Configurator2 (*2) Ver. 1.24A およびそれ以前
- GT Designer3 Version1(GOT1000) (*3) Ver. 1.250L およびそれ以前
- GT Designer3 Version1(GOT2000) (*3) Ver. 1.250L およびそれ以前
- GT SoftGOT1000 Version3 (*3) Ver. 3.245F およびそれ以前
- GT SoftGOT2000 Version1 (*3) Ver. 1.250L およびそれ以前
- GX Configurator-DP (*1) Ver. 7.14Q およびそれ以前
- GX Configurator-QP (*1) 全バージョン
- GX Developer (*1) Ver. 8.506C およびそれ以前
- GX Explorer (*1) 全バージョン
- GX IEC Developer (*1) 全バージョン
- GX LogViewer (*1) Ver. 1.115U およびそれ以前
- GX RemoteService-I (*1) 全バージョン
- GX Works2 (*1) Ver. 1.597X およびそれ以前
- GX Works3 (*1) Ver. 1.070Y およびそれ以前
- iQMonozukuri アンドン (データ転送ツール(*3)) 全バージョン
- iQMonozukuri 工程リモート監視 (データ転送ツール(*3)) 全バージョン
- M_CommDTM-HART (*1) 全バージョン
- M_CommDTM-IO-Link (*1) Ver. 1.03D およびそれ以前
- MELFA-Works (*1) Ver. 4.4 およびそれ以前
- WinCPU設定ユーティリティ (*1) 全バージョン
- MELSOFT EM Software Development Kit (EM Configurator) (*1) 1.015R およびそれ以前
- MELSOFT Navigator (*1)(*2)(*3) Ver. 2.74C およびそれ以前
- MH11 SettingTool Version2 (*1) Ver. 2.004E およびそれ以前
- MI Configurator (*1) Ver. 1.004E およびそれ以前
- MT Works2 (*1) Ver. 1.167Z およびそれ以前
- MX Component (*1)(*2)(*3) Ver. 5.001B およびそれ以前
- ネットワークインタフェースボード CC IE Control ユーティリティ (*1) Ver. 1.29F およびそれ以前
- ネットワークインタフェースボード CC IE Fieldユーティリティ (*1) Ver. 1.16S およびそれ以前
- ネットワークインタフェースボード CC-Link Ver.2ユーティリティ (*1) Ver. 1.23Z およびそれ以前
- ネットワークインタフェースボード MNETHユーティリティ (*1) Ver. 34L およびそれ以前
- PX Developer (*1) Ver. 1.53F およびそれ以前
- RT ToolBox2 (*1) Ver. 3.73B およびそれ以前
- RT ToolBox3 (*1) Ver. 1.82L およびそれ以前
- C言語コントローラ設定・モニタツール (SW4PVC-CCPU) (*1) Ver. 4.12N およびそれ以前
- SLMPデータコレクタ (*1) Ver. 1.04E およびそれ以前
(*2) 三菱電機製インバータ製品と通信を行うソフトウェア製品
(*3) 三菱電機製 GOT 製品と通信を行うソフトウェア製品
詳しくは、開発者が提供する情報をご確認ください。
三菱電機株式会社が提供する FA エンジニアリングソフトウェア製品には、次の複数の脆弱性が存在します。
遠隔の第三者が三菱電機製シーケンサ、GOT、あるいはインバータ製品になりすまして一部細工した応答パケットを返信し、当該製品に受信させることにより、当該製品をサービス運用妨害 (DoS) 状態にさせる可能性があります。また、悪意のあるプログラムが実行される可能性もあります。
アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、各製品に対応したアップデートを適用してください。
対策済みの製品は次の通りです。
- CPUユニットロギング設定ツール Ver. 1.118X およびそれ以降
- CW Configurator Ver. 1.012N およびそれ以降
- データ転送ツール Ver. 3.45X およびそれ以降 (*4)
- EZSocket Ver. 5.5 およびそれ以降 (*5)
- FR Configurator2 Ver. 1.25B およびそれ以降
- GT Designer3 Version1 (GOT1000) Ver. 1.255R およびそれ以降
- GT Designer3 Version1 (GOT2000) Ver. 1.255R およびそれ以降
- GT SoftGOT1000 Version3 Ver. 3.255R およびそれ以降
- GT SoftGOT2000 Version1 Ver. 1.255R およびそれ以降
- GX Configurator-DP Ver. 7.15R およびそれ以降 (*6)
- GX Developer Ver. 8.507D およびそれ以降
- GX LogViewer Ver. 1.118X およびそれ以降
- GX Works2 Ver. 1.600A およびそれ以降
- GX Works3 Ver. 1.072A およびそれ以降
- M_CommDTM-IO-Link Ver. 1.04E およびそれ以降
- MELFA-Works Ver. 4.5 およびそれ以降
- MELSOFT EM Software Development Kit (EM Configurator) Ver.1.020W およびそれ以降
- MELSOFT Navigator Ver. 2.78G およびそれ以降
- MH11 SettingTool Version2 Ver. 2.005F およびそれ以降
- MI Configurator Ver. 1.005F およびそれ以降
- MT Works2 Ver. 1.170C およびそれ以降
- MX Component Ver. 5.002C およびそれ以降
- ネットワークインタフェースボード CC IE Control ユーティリティ Ver. 1.30G およびそれ以降
- ネットワークインタフェースボード CC IE Fieldユーティリティ Ver. 1.17T およびそれ以降
- ネットワークインタフェースボード CC-Link Ver.2ユーティリティ Ver. 1.24A およびそれ以降
- ネットワークインタフェースボード MNETHユーティリティ Ver. 35M およびそれ以降
- PX Developer Ver. 1.54G およびそれ以降
- RT ToolBox2 Ver. 3.74C およびそれ以降
- RT ToolBox3 Ver. 1.90U およびそれ以降
- C言語コントローラ設定・モニタツール (SW4PVC-CCPU) Ver. 4.13P およびそれ以降
- SLMPデータコレクタ Ver. 1.05F およびそれ以降
(*5) EZSocket の対策品は、開発者からパートナー企業に直接提供される
(*6) GX Configurator-DP に関しては、製品を購入した支社、代理店に相談すること
ワークアラウンドを実施する
対策版が提供されていない製品を使用している場合、またはアップデートを適用できない場合には、次の回避策を適用することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能とのことです。
- 三菱電機製シーケンサと通信を行うソフトウェア製品の場合、該当製品をインストールしているパソコンに、対策済の GX Works3 をインストールする
- 三菱電機製インバータと通信を行うソフトウェア製品の場合、該当の製品をインストールしているパソコンに、対策済の FR Configurator2 をインストールする
- GOT 製品と通信を行うソフトウェア製品の場合、該当の製品をインストールしているパソコンに、対策済の GT Designer3 をインストールする
- 該当製品を管理者権限を持たないアカウントで操作する
- 該当製品を使用するパソコンにウイルス対策ソフトを搭載する
- すべての制御システムデバイスやシステムのネットワークへの接続を最小限に抑え、信頼できないネットワークやホストからアクセスできないようにする
- 制御システムネットワークとリモートデバイスをファイアウォールで防御し、OA ネットワークから分離する
- リモートアクセスが必要な場合は、仮想プライベートネットワーク (VPN) を使用する
ベンダ | リンク |
三菱電機株式会社 | 複数のFAエンジニアリングソフトウェア製品における複数のサービス拒否(DoS)の脆弱性 |
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ICS Advisory (ICSA-21-049-02)
Mitsubishi Electric FA engineering software products
この脆弱性情報は、製品利用者への周知を目的に、開発者が JPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
JPCERT 緊急報告 |
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JPCERT REPORT |
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CERT Advisory |
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CPNI Advisory |
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TRnotes |
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CVE |
CVE-2021-20587 |
CVE-2021-20588 |
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JVN iPedia |
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- 2021/02/19
- [参考情報]に ICS Advisory のリンクを追加しました
- 2021/05/27
- [影響を受けるシステム]および[対策方法]を更新しました
- 2021/07/27
- [影響を受けるシステム]および[対策方法]を更新しました
- 2021/11/16
- [影響を受けるシステム]および[対策方法]を更新しました
- 2022/02/08
- [影響を受けるシステム]および[対策方法]を更新しました
- 2022/05/24
- [影響を受けるシステム]および[対策方法]を更新しました
- 2022/07/28
- [影響を受けるシステム]および[対策方法]を更新しました
- 2022/08/02
- [対策方法]を更新しました
- 2022/11/17
- [影響を受けるシステム]および[対策方法]を更新しました