公開日:2023/03/24 最終更新日:2024/02/09

JVNVU#92344106
ProPump and Controls製Osprey Pump Controllerにおける複数の脆弱性

概要

ProPump and Controls社が提供するOsprey Pump Controllerには、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • Osprey Pump Controller 20230518より前のバージョン

詳細情報

ProPump and Controls社が提供するOsprey Pump Controllerには、次の複数の脆弱性が存在します。

  • エントロピー不足 (CWE-331) - CVE-2023-28395
  • GETリクエストのクエリ文字列からの情報漏洩 (CWE-598) - CVE-2023-28375
  • ハードコードされたパスワードの使用 (CWE-259) - CVE-2023-28654
  • OSコマンドインジェクション (CWE-78) - CVE-2023-27886、CVE-2023-27394
  • クロスサイトスクリプティング (CWE-79) - CVE-2023-28648
  • 代替パスまたはチャネルを使用した認証回避 (CWE-288) - CVE-2023-28398
  • クロスサイトリクエストフォージェリ (CWE-352) - CVE-2023-28718
  • コマンドインジェクション (CWE-77) - CVE-2023-28712

想定される影響

脆弱性を悪用された場合、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 遠隔の第三者によって、セッションIDを予測されセッションをハイジャックされる - CVE-2023-28395
  • 遠隔の第三者によって、デバイスの任意のファイルやシステム情報を窃取される - CVE-2023-28375
  • ハードコードされたパスワードによって、Web管理インターフェースの管理者権限でログインされる - CVE-2023-28654
  • 遠隔の第三者によって、細工されたPOSTパラメータを送信され任意のシェルコマンドを実行される - CVE-2023-27886
  • 遠隔の第三者によって、細工されたGETパラメータを送信され任意のシェルコマンドを実行される - CVE-2023-27394
  • 当該製品を使用しているユーザのウェブブラウザ上で、任意のスクリプトを実行される - CVE-2023-28648
  • 遠隔の第三者によって、ユーザアカウントを作成され、コントローラの操作やデータの変更、シャットダウンが行われる - CVE-2023-28398
  • ログインしているユーザが細工したHTTPリクエストによって、管理者権限で特定のアクションを実行される - CVE-2023-28718
  • 遠隔の第三者によって、www-data権限でシステムにアクセスされる - CVE-2023-28712

対策方法

アップデートする
開発者は、アップデートを提供しています。
詳細は、開発者にお問い合わせください。

ベンダ情報

ベンダ リンク
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参考情報

  1. ICS Advisory | ICSA-23-082-06
    ProPump and Controls Osprey Pump Controller

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE
JVN iPedia

更新履歴

2024/02/09
[影響を受けるシステム]、[対策方法]を更新しました。