JVNVU#925211
Debian および Ubuntu の OpenSSL パッケージに予測可能な乱数が生成される脆弱性
緊急
Debian GNU/Linux およびその派生オペレーティングシステムに含まれる OpenSSL パッケージには予測可能な乱数が生成される脆弱性が存在します。
- Debian 4.0
- Ubuntu 7.04
- Ubuntu 7.10
- Ubuntu 8.04 LTS
その他 Debian 派生のオペレーティングシステムも影響を受ける可能性があります。
詳しくはベンダの提供する情報をご確認ください。
Debian GNU/Linux およびその派生オペレーティングシステムに含まれる OpenSSL パッケージには予測可能な乱数が生成される脆弱性が存在します。この脆弱性は、不具合のある OpenSSL パッケージで生成された鍵を使用するアプリケーションにおいて影響を受けます。影響を受ける鍵は、SSH 鍵、OpenVPN 鍵、DNSSEC 鍵、X.509 証明書を生成するのに使われる鍵データ、および SSL/TLS コネクションに使うセッション鍵などです。
2006年9月17日およびそれ以降に生成された鍵は影響を受ける可能性があります。
また、本脆弱性は、Debian や Ubuntu および他の Debian から派生したオペレーティングシステムの OpenSSL パッケージに固有の問題となります。当該システムによって生成された鍵が他のシステムで使用されている場合、影響を受ける可能性があります。
影響を受けるシステムに対して、ブルートフォース攻撃を受けることで鍵情報が推測される可能性があります。また、本脆弱性をもちいた Man in the Middle 攻撃が行われる可能性もあります。
アップデートする
ベンダより公開されている最新バージョンへアップデートしてください。
鍵を再生成する
最新バージョンへアップデートしたあと再度鍵を生成してください。
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[[US-CERT Vulnerability Note VU#925211
Debian and Ubuntu OpenSSL packages contain a predictable random number generator
2008.05.16における脆弱性分析結果 緊急
評価尺度 | 攻撃成立条件 | 評価値 |
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攻撃経路 | インターネット経由からの攻撃が可能 |
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認証レベル | 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能 |
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攻撃成立に必要なユーザーの関与 | ユーザが何もしなくても脆弱性が攻撃される可能性がある |
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攻撃の難易度 | ある程度の専門知識や運 (条件が揃う確率は高い) が必要 |
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JPCERT 緊急報告 |
JPCERT-AT-2008-0008 Debian GNU/Linux に含まれる OpenSSL/OpenSSH の脆弱性に関する注意喚起 |
JPCERT REPORT | |
CERT Advisory | |
CPNI Advisory | |
TRnotes | |
CVE |
CVE-2008-0166 VU#925211 |
JVN iPedia |
JVNDB-2008-001376 |
- 2008/05/16
- 関連文書に JPCERT緊急報告、CVE を追加しました。
- 2008/05/16
- 想定される影響の記載を修正しました。
- 2008/05/16
- 想定される影響の記載を修正しました。
- 2008/08/25
- 関連文書に JVN iPedia へのリンクを追加しました。