公開日:2023/09/08 最終更新日:2023/09/08

JVNVU#92632027
Phoenix Contact製TC ROUTERおよびTC CLOUD CLIENTにおける複数の脆弱性

概要

Phoenix Contact製TC ROUTERおよびTC CLOUD CLIENTには複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • TC ROUTER 3002T-4G 2.07.2より前のバージョン
  • TC ROUTER 3002T-4G ATT 2.07.2より前のバージョン
  • TC ROUTER 3002T-4G VZW 2.07.2より前のバージョン
  • TC CLOUD CLIENT 1002-4G 2.07.2より前のバージョン
  • TC CLOUD CLIENT 1002-4G ATT 2.07.2より前のバージョン
  • TC CLOUD CLIENT 1002-4G VZW 2.07.2より前のバージョン
  • CLOUD CLIENT 1101T-TX/TX 2.06.10より前のバージョン

詳細情報

Phoenix Contact製TC ROUTERおよびTC CLOUD CLIENTには、次の複数の脆弱性が存在します。

  • クロスサイトスクリプティング (CWE-79) - CVE-2023-3526
  • XMLエンティティ拡張インジェクション (CWE-776) - CVE-2023-3569

想定される影響

脆弱性を悪用された場合、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 遠隔の第三者によって、ユーザのブラウザ上でコードを実行されたり、Cookieをコピーされたりする - CVE-2023-3526
  • 管理者権限を取得した攻撃者によって、細工されたXMLファイルをアップロードされると、サービス運用妨害(DoS)状態を引き起こされる - CVE-2023-3569

対策方法

アップデートする
開発者は、アップデートを提供しています。

ワークアラウンドを実施する
開発者は、ワークアラウンドの適用も推奨しています。

詳細は、開発者が提供する情報を確認してください。

参考情報

  1. ICS Advisory | ICSA-23-250-02
    Phoenix Contact TC ROUTER and TC CLOUD CLIENT

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE
JVN iPedia