公開日:2022/05/25 最終更新日:2022/05/25

JVNVU#93079125
Rockwell Automation製Logixコントローラにおけるサービス運用妨害(DoS)の脆弱性

概要

Rockwell Automationが提供するLogixコントローラには、サービス運用妨害(DoS)の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • CompactLogix 5380 ファームウェアバージョン32.013およびそれ以前
  • Compact GuardLogix 5380 ファームウェアバージョン32.013およびそれ以前
  • CompactLogix 5480 ファームウェアバージョン32.013およびそれ以前
  • ControlLogix 5580 ファームウェアバージョン32.013およびそれ以前
  • GuardLogix 5580 ファームウェアバージョン32.013およびそれ以前
  • CompactLogix 5370 ファームウェアバージョン33.013およびそれ以前
  • Compact GuardLogix 5370 ファームウェアバージョン33.013およびそれ以前
  • ControlLogix 5570 ファームウェアバージョン33.013およびそれ以前
  • GuardLogix 5570 ファームウェアバージョン33.013およびそれ以前

詳細情報

Rockwell Automationが提供するLogixコントローラには、サービス運用妨害(DoS)の脆弱性(CWE-400、CVE-2022-1797)が存在します。

想定される影響

遠隔の第三者によって、接続がキャッシュされている状態の機器に不正なClass3のCIPメッセージを送付され、サービス運用妨害(DoS)状態にされる可能性があります。

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。
開発者は、以下のバージョンへのアップデートを推奨しています。

  • CompactLogix 5380、Compact GuardLogix 5380、CompactLogix 5480、ControlLogix 5580、GuardLogix 5580 ファームウェアバージョン33.011
  • CompactLogix 5370、Compact GuardLogix 5370、ControlLogix 5570、GuardLogix 5570 ファームウェアバージョン34.011
ワークアラウンドを実施する
開発者は、アップデートが適用できない場合、以下のワークアラウンドの適用を推奨しています。
  • Microsoft AppLockerまたは他の許可リストアプリケーションを使用する
    Rockwell Automationの製品でのAppLockerの使用に関する情報は、ナレッジベース記事QA17329(要ログイン)参照
  • データベースなどの共有リソースへのアクセスは最小限の権限で許可する

参考情報

  1. ICS Advisory (ICSA-22-144-01)
    Rockwell Automation Logix Controllers

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:H/PR:N/UI:N/S:C/C:N/I:N/A:H
基本値: 6.8
攻撃元区分(AV) 物理 (P) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 低 (L)
必要な特権レベル(PR) 高 (H) 低 (L) 不要 (N)
ユーザ関与レベル(UI) 要 (R) 不要 (N)
スコープ(S) 変更なし (U) 変更あり (C)
機密性への影響(C) なし (N) 低 (L) 高 (H)
完全性への影響(I) なし (N) 低 (L) 高 (H)
可用性への影響(A) なし (N) 低 (L) 高 (H)

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
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CPNI Advisory
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