公開日:2021/04/02 最終更新日:2021/04/02
JVNVU#93112256
Rockwell Automation 製 FactoryTalk AssetCentre に複数の脆弱性
Rockwell Automation 社が提供する FactoryTalk AssetCentre には、複数の脆弱性が存在します。
- FactoryTalk AssetCentre v10.00 およびそれ以前
Rockwell Automation 社が提供する FactoryTalk AssetCentre には次の複数の脆弱性が存在します。
- 信頼できないデータのデシリアライズ (CWE-502) - CVE-2021-27470、CVE-2021-27466、CVE-2021-27462、CVE-2021-27460
CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:H 基本値: 10.0 - 潜在的に危険な関数の使用 (CWE-676) - CVE-2021-27474
CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:H 基本値: 10.0 - OSコマンドインジェクション (CWE-78) - CVE-2021-27476
CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:H 基本値: 10.0 - SQLインジェクション (CWE-89) - CVE-2021-27472、CVE-2021-27468、CVE-2021-27464
CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:H 基本値: 10.0
想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。
- 認証されていない遠隔の第三者によって、任意のコマンドを実行される - CVE-2021-27476、CVE-2021-27470、CVE-2021-27466、CVE-2021-27462
- 認証されていない遠隔の第三者によって、FactoryTalk AssetCentre の機密データを変更される - CVE-2021-27474
- 認証されていない遠隔の第三者によって、任意の SQL ステートメントを実行される - CVE-2021-27472、CVE-2021-27468、CVE-2021-27464
- 認証されていない遠隔の第三者によって、FactoryTalk AssetCentre メインサーバとすべてのエージェントマシンにアクセスされる - CVE-2021-27460
アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートしてください。
開発者は、本脆弱性を修正した次のバージョンをリリースしています。
- FactoryTalk AssetCentre v11
開発者は次のワークアラウンドの適用を推奨しています。
- ガイダンス QA46277(要ログイン) に従い FactoryTalk AssetCentre のセキュリティ機能を使用する
- 全てのソフトウェアを一般ユーザとして実行する
- Microsoft AppLocker などのホワイトリストアプリケーションを導入し、不要なアプリケーションの実行を制限する
- Rockwell Automation 製品における AppLocker の使用に関する情報はナレッジベース QA17329(要ログイン) を参照ください
- ユーザやサービスアカウントに対するデータベースなどリソースへのアクセス権は、必要最小限で許可する
ベンダ | リンク |
Rockwell Automation | KnowledgeBase ID: PN1559(要ログイン) |
QA46277(要ログイン) |
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ICS Advisory (ICSA-21-091-01)
Rockwell Automation FactoryTalk AssetCentre
JPCERT 緊急報告 | |
JPCERT REPORT | |
CERT Advisory | |
CPNI Advisory | |
TRnotes | |
CVE |
CVE-2021-27460 |
CVE-2021-27462 |
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CVE-2021-27464 |
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CVE-2021-27466 |
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CVE-2021-27468 |
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CVE-2021-27470 |
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CVE-2021-27472 |
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CVE-2021-27474 |
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CVE-2021-27476 |
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