公開日:2022/08/17 最終更新日:2022/08/17
JVNVU#93152104
B&R Industrial Automation製Automation Studio 4における不適切な入力確認の脆弱性
B&R Industrial Automation社が提供するAutomation Studio 4には、不適切な入力確認の脆弱性が存在します。
- Automation Studio 4 すべてのバージョン
B&R Industrial Automation社が提供するAutomation Studio 4には、プロジェクトアップロード機能を有効にしている場合、次の脆弱性が存在します。
- 不適切な入力確認 - CVE-2021-22289
脆弱性を悪用された場合、次のような影響を受ける可能性があります。
- 遠隔の第三者によって、コード実行および情報窃取をされたり、サービス運用妨害(DoS)状態にされたりする
ワークアラウンドを実施する
プロジェクトアップロード機能はデフォルトで無効になっています。必要のない場合は有効にせず、利用しないでください。
開発者は、脆弱なプロジェクトアップロード機能を利用するユーザに対し、以下のワークアラウンドの適用を推奨しています。
- SSL経由のAutomation Network Service Link(ANSL)のみを利用し、PLC上での認証を有効にする
- 「Backing up project source files on the target system」機能を利用する場合は、強固なパスワードで保護する
- ファイアウォールによって、PCLを含むネットワークを不正アクセスから保護する
- 昇格した権限でB&R Automation Studioを実行しない
- ハッシュやデジタル署名を使用するなどして、潜在的に安全でないチャネルを介してやり取りされるB&R Automation Studioプロジェクトファイルの整合性を確認する
- Windows User Access Control(UAC)が有効となっていることを確認する
ベンダ | リンク |
B&R Industrial Automation | Cyber Security Guidelines |
-
ICS Advisory (ICSA-22-228-05)
B&R Industrial Automation Automation Studio 4