公開日:2014/07/22 最終更新日:2014/07/22

JVNVU#93289423
Huawei E355 にクロスサイトスクリプティングの脆弱性

概要

Huawei が提供する E355 には、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

Huawei E355 の以下のバージョンで脆弱性が確認されています。

ハードウエア バージョン CH1E355SM
ソフトウエア バージョン 21.157.37.01.910
ウェブ UI バージョン 11.001.08.00.03

その他のバージョンも影響を受ける可能性があります。

詳細情報

Huawei が提供する E355 は、管理およびその他のサービス用のウェブインターフェースを持つ無線ルータです。Huawei のウェブインターフェースには、格納型のクロスサイトスクリプティング (CWE-79) の脆弱性が存在します。

想定される影響

Huawei が提供するウェブインターフェースを利用して SMS メッセージを閲覧することにより、ユーザのウェブブラウザ上で任意のスクリプトを実行される可能性があります。

対策方法

2014年7月22日現在、対策方法は不明です。

ワークアラウンドを実施する
以下の回避策を適用することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。

  • スクリプトを無効にする

ベンダ情報

ベンダ リンク
Huawei Technologies E355 - Features

参考情報

  1. CERT/CC Vulnerability Note VU#688812
    Huawei E355 contains a stored cross-site scripting vulnerability

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2014.07.22における脆弱性分析結果(CVSS Base Metrics)

CVSSとは

評価尺度 評価値 説明
攻撃元区分(AV) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N) ネットワーク経由でリモートから攻撃可能
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 中 (M) 低 (L) 攻撃成立に必要な条件はない
攻撃前の認証要否(Au) 複数 (M) 単一 (S) 不要 (N) 認証は不要
機密性への影響(C) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C) 一部の情報が漏えいする
完全性への影響(I) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C) 情報の正確さや完全さが部分的に損なわれる
可用性への影響(A) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C) システムの使用は阻害されない

Base Score:6.4

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2014-2968
JVN iPedia