公開日:2014/08/08 最終更新日:2014/08/08

JVNVU#93326351
Cobham SATCOM 製品のウェブインターフェースのパスワード復元メカニズムに脆弱性

概要

Cobham の複数の製品のウェブインターフェースには、パスワード復元メカニズムに脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

本脆弱性は以下の製品で確認されています。

  • Cobham SAILOR 900 VSAT
  • SAILOR FleetBroadBand 150/250/500
  • EXPLORER BGAN
  • AVIATOR 200/300/350/700D

詳細情報

Cobham の複数の製品のウェブインターフェースには、パスワードをリセットする仕組みがあります。この仕組みを解析することは容易であり、管理者アカウントのパスワードを改ざんされる可能性があります(CWE-640)。

想定される影響

ウェブインターフェースにアクセスした遠隔の第三者によって、管理者のパスワードがリセットされ、製品を操作される可能性があります。

対策方法

2014年8月8日現在、対策方法は不明です。

ワークアラウンドを実施する
次のワークアラウンドを実施することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。

  • アクセスを制限する

ベンダ情報

ベンダ リンク
Cobham plc Aerospace and Security, SATCOM

参考情報

  1. CERT/CC Vulnerability Note VU#602006
    Cobham SATCOM products' web interface contains a weak password recovery vulnerability

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2014.08.08における脆弱性分析結果(CVSS Base Metrics)

CVSSとは

評価尺度 評価値 説明
攻撃元区分(AV) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N) ネットワーク経由でリモートから攻撃可能
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 中 (M) 低 (L) 攻撃成立に必要な条件はない
攻撃前の認証要否(Au) 複数 (M) 単一 (S) 不要 (N) 認証は不要
機密性への影響(C) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C) 全ての情報が漏えいする
完全性への影響(I) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C) 情報の正確さや完全さは損なわれない
可用性への影響(A) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C) システムの使用は阻害されない

Base Score:7.8

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2013-7180
JVN iPedia