JVNVU#93531657
ISC BIND 9 にサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性
ISC BIND 9 には、サービス運用妨害 (DoS) の脆弱性が存在します。
- BIND 9.7.1 から 9.7.7 まで
- BIND 9.8.0 から 9.8.8 まで
- BIND 9.9.0 から 9.9.7 まで
- BIND 9.10.0 から 9.10.2-P1 まで
ISC BIND 9 には、DNSSEC 検証を有効にした再帰的名前解決処理が、特定の条件下において異常終了する脆弱性が存在します。
ISC のアドバイザリには次のように記載されています。
A very uncommon combination of zone data has been found that triggers a bug in BIND, with the result that named will exit with a "REQUIRE" failure in name.c when validating the data returned in answer to a recursive query.
This means that a recursive resolver that is performing DNSSEC validation can be deliberately stopped by an attacker who can cause the resolver to perform a query against a maliciously-constructed zone.
DNSSEC 検証を有効にしたキャッシュ DNS サーバを運用している場合、遠隔の第三者によって、サービス運用妨害 (DoS) 攻撃を受ける可能性があります。
アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。
本脆弱性の対策として次のバージョンがリリースされています。
- BIND 9.9.7-P1
- BIND 9.10.2-P2
ベンダ | ステータス | ステータス 最終更新日 |
ベンダの告知ページ |
---|---|---|---|
アライドテレシス株式会社 | 該当製品無し | 2015/07/14 | |
ジェイティ エンジニアリング株式会社 | 該当製品無し | 2015/09/05 | |
日本電気株式会社 | 該当製品あり | 2016/06/20 | |
横河メータ&インスツルメンツ株式会社 | 該当製品無し | 2015/07/08 |
ベンダ | リンク |
Internet Systems Consortium | CVE-2015-4620: Specially Constructed Zone Data Can Cause a Resolver to Crash when Validating |
-
JPRS
(緊急)BIND 9.xの脆弱性(DNSサービスの停止)について(2015年7月8日公開)
攻撃元区分(AV) | ローカル (L) | 隣接 (A) | ネットワーク (N) |
---|---|---|---|
攻撃条件の複雑さ(AC) | 高 (H) | 中 (M) | 低 (L) |
攻撃前の認証要否(Au) | 複数 (M) | 単一 (S) | 不要 (N) |
機密性への影響(C) | なし (N) | 部分的 (P) | 全面的 (C) |
完全性への影響(I) | なし (N) | 部分的 (P) | 全面的 (C) |
可用性への影響(A) | なし (N) | 部分的 (P) | 全面的 (C) |
JPCERT 緊急報告 |
|
JPCERT REPORT |
|
CERT Advisory |
|
CPNI Advisory |
|
TRnotes |
|
CVE |
CVE-2015-4620 |
JVN iPedia |
|
- 2015/07/08
- 横河メータ&インスツルメンツ株式会社のベンダステータスが更新されました
- 2015/07/14
- アライドテレシス株式会社のベンダステータスが更新されました
- 2015/09/07
- ジェイティ エンジニアリング株式会社のベンダステータスが更新されました
- 2016/06/21
- 日本電気株式会社のベンダステータスが更新されました