公開日:2020/04/08 最終更新日:2020/04/08
JVNVU#93617857
KUKA 製 KUKA.Sim Pro における通信チャネルで送信中のメッセージの整合性への不適切な強制の脆弱性
KUKA が提供する KUKA.Sim Pro には、通信チャネルで送信中のメッセージの整合性への不適切な強制の脆弱性があります。
- KUKA.Sim Pro Version 3.1
KUKA.Sim Pro は、KUKA が提供する産業用機器向けのシミュレーションおよびプログラミングソフトウエアです。
KUKA.Sim Pro には、通信チャネルで送信中のメッセージの整合性への不適切な強制の脆弱性(CWE-924) が存在します。シミュレーションモデルは、KUKA の管理サーバで管理されています。各機器が管理サーバに対してこのモデルを要求した際に、管理サーバは機器に対して平文で応答します。遠隔の第三者は、この脆弱性を悪用することで、シミュレーションモデルの整合性へ影響を与えることが可能です。
遠隔の第三者によってサーバから取得したシミュレーションモデルの整合性が失われる可能性があります。またこのモデルを実際の機器で使用した場合、予期せぬ動作を引き起こす可能性があります。
アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートしてください。
本脆弱性を修正した KUKA.Sim Pro to Version 3.1.2 がリリースされています。
ベンダ | リンク |
KUKA | KUKA.Sim |
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ICS Advisory (ICSA-20-098-05)
KUKA.Sim Pro
CVSS v3
CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:N/I:L/A:N
基本値:
4.3
攻撃元区分(AV) | 物理 (P) | ローカル (L) | 隣接 (A) | ネットワーク (N) |
---|---|---|---|---|
攻撃条件の複雑さ(AC) | 高 (H) | 低 (L) | ||
必要な特権レベル(PR) | 高 (H) | 低 (L) | 不要 (N) | |
ユーザ関与レベル(UI) | 要 (R) | 不要 (N) | ||
スコープ(S) | 変更なし (U) | 変更あり (C) | ||
機密性への影響(C) | なし (N) | 低 (L) | 高 (H) | |
完全性への影響(I) | なし (N) | 低 (L) | 高 (H) | |
可用性への影響(A) | なし (N) | 低 (L) | 高 (H) |
JPCERT 緊急報告 |
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JPCERT REPORT |
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CERT Advisory |
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CPNI Advisory |
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TRnotes |
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CVE |
CVE-2020-10635 |
JVN iPedia |
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