公開日:2021/08/25 最終更新日:2021/09/08
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複数のHitachi ABB Power Grids製品に複数の脆弱性
Hitachi ABB Power Grids社が提供する複数の製品には、複数の脆弱性が存在します。
CVE-2020-24586、CVE-2020-24587、CVE-2020-24588、CVE-2020-26139、CVE-2020-26140、CVE-2020-26141、CVE-2020-26142、CVE-2020-26143、CVE-2020-26144、CVE-2020-26145、CVE-2020-26146、CVE-2020-26147
- TropOSファームウェアバージョン 8.9.4.8およびそれ以前のすべてのバージョン
- Retail Operations 5.7.2およびそれ以前のすべてのバージョン
- Counterparty Settlement and Billing (CSB) 5.7.2およびそれ以前のすべてのバージョン
Hitachi ABB Power Grids社が提供する複数の製品には、次の複数の脆弱性が存在します。
- インジェクション (CWE-74) - CVE-2020-24586
CVSS v3 CVSS:3.1/AV:A/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:L/I:N/A:N 基本値: 3.5 - 不適切な暗号強度 (CWE-326) - CVE-2020-24587
CVSS v3 CVSS:3.1/AV:A/AC:H/PR:N/UI:R/S:U/C:L/I:N/A:N 基本値: 2.6 - 重要な機能に対する認証欠如の問題 (CWE-306) - CVE-2020-24588
CVSS v3 CVSS:3.1/AV:A/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:L/I:N/A:N 基本値: 3.5 - 不適切な認証 (CWE-287) - CVE-2020-26139
CVSS v3 CVSS:3.1/AV:A/AC:H/PR:N/UI:N/S:U/C:N/I:N/A:H 基本値: 5.3 - インジェクション (CWE-74) - CVE-2020-26140
CVSS v3 CVSS:3.1/AV:A/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:N/I:H/A:N 基本値: 6.5 - 整合性チェックの不適切な検証 (CWE-354) - CVE-2020-26141
CVSS v3 CVSS:3.1/AV:A/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:N/I:H/A:N 基本値: 6.5 - インジェクション (CWE-74) - CVE-2020-26142
CVSS v3 CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:N/I:H/A:N 基本値: 7.5 - 不適切な入力確認 (CWE-20) - CVE-2020-26143
CVSS v3 CVSS:3.1/AV:A/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:N/I:H/A:N 基本値: 6.5 - 不適切な入力確認 (CWE-20) - CVE-2020-26144
CVSS v3 CVSS:3.1/AV:A/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:N/I:H/A:N 基本値: 6.5 - 不適切な入力確認 (CWE-20) - CVE-2020-26145
CVSS v3 CVSS:3.1/AV:A/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:N/I:H/A:N 基本値: 6.5 - 不適切な入力確認 (CWE-20) - CVE-2020-26146
CVSS v3 CVSS:3.1/AV:A/AC:H/PR:N/UI:N/S:U/C:N/I:H/A:N 基本値: 5.3 - インジェクション(CWE-74) - CVE-2020-26147
CVSS v3 CVSS:3.1/AV:A/AC:H/PR:N/UI:R/S:U/C:L/I:H/A:N 基本値: 5.4 - 認証情報の不十分な保護 (CWE-522) - CVE-2021-35529
CVSS v3 CVSS:3.1/AV:N/AC:H/PR:H/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:N 基本値: 7.7
想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。
- WEP、CCMPまたはGCMPを使用して暗号化されたフラグメント化したフレームを送信され、任意のネットワークパケットを挿入されたり、ユーザーデータが窃取されたりする - CVE-2020-24586
- 第三者によってフラグメント化した別のフレームを送信され、選択されたフラグメントを復号化される - CVE-2020-24587
- 非SSPA-MSDUフレームの受信をサポートするデバイスに対して、任意のネットワークパケットを挿入される - CVE-2020-24588
- 第三者によって、接続されたクライアントがサービス運用妨害(DoS)状態にされる - CVE-2020-26139
- 第三者によって、任意のデータフレームを挿入される - CVE-2020-26140、CVE-2020-26143
- TKIP data-confidentialityプロトコルをサポートするWPAまたはWPA2ネットワークにおいて、パケットを挿入されたり復号化されたりする - CVE-2020-26141
- 遠隔の第三者によって、任意のネットワークパケットを挿入される - CVE-2020-26142
- 第三者によって、任意のネットワークパケットを挿入される - CVE-2020-26144、CVE-2020-26145
- WEP、CCMPまたはGCMP data-confidentialityプロトコルを使用する環境において、第三者によってフラグメント化した別のフレームを送信され、選択されたフラグメントを窃取される - CVE-2020-26146
- WEP、CCMPまたはGCMP data-confidentialityプロトコルを使用する環境において、第三者によってフラグメント化した別のフレームを送信され、パケットを挿入されたり、選択されたフラグメントを窃取されたりする - CVE-2020-26147
- 遠隔の第三者によって、データベースの資格情報にアクセスされ、アプリケーションデータの読み取りおよび編集アクセス取得される - CVE-2021-35529
アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。
開発者は、本脆弱性を修正した次のバージョンをリリースしています。
CVE-2020-24586、CVE-2020-24587、CVE-2020-24588、CVE-2020-26139、CVE-2020-26140、CVE-2020-26141、CVE-2020-26142、CVE-2020-26143、CVE-2020-26144、CVE-2020-26145、CVE-2020-26146、CVE-2020-26147
- TropOSファームウェアバージョン 8.9.4.9
- Retail Operations 5.7.3
- Counterparty Settlement and Billing (CSB) 5.7.3
開発者は以下の脆弱性について回避策を提供しています。
CVE-2020-24586、CVE-2020-24587、CVE-2020-24588、CVE-2020-26139、CVE-2020-26140、CVE-2020-26141、CVE-2020-26142、CVE-2020-26143、CVE-2020-26144、CVE-2020-26145、CVE-2020-26146、CVE-2020-26147
- ローカルWi-Fiアクセスが不要なTropOSではローカルアクセスのSSIDを有効にせず、Wi-Fiアクセスを無効にする。
- Wi-Fiアクセスが必要な場合でも、物理的アクセスを制限する。
- Wi-Fiホワイトリスト機能を利用して、アクセスを制限する。
- 本脆弱性は通常、不正なWebサイトへのリダイレクトを伴うため、企業のエンドユーザのデバイスやサーバに包括的なファイアウォール機能を導入する。
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ICS Advisory (ICSA-21-236-01)
Hitachi ABB Power Grids TropOS -
ICS Advisory (ICSA-21-236-02)
Hitachi ABB Power Grids Utility Retail Operations and CSB Products
- 2021/09/08
- [対策方法]の記入漏れを修正しました