公開日:2024/03/27 最終更新日:2024/03/27

JVNVU#93932313
SEEnergy製SVR-116におけるOSコマンドインジェクションの脆弱性

概要

SEEnergyが提供するネットワークビデオレコーダーSVR-116には、OSコマンドインジェクションの脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

報告のあったソフトウェア製品名およびバージョンは次の通りです。

  • SVR-116 ファームウェアバージョン 1.6.0.30028871

詳細情報

SEEnergyが提供するネットワークビデオレコーダーSVR-116には、OSコマンドインジェクション (CWE-78) の脆弱性が存在します。

想定される影響

当該製品にログインした管理者ユーザから細工されたリクエストを送信された場合、任意のOSコマンドを実行される可能性があります。

対策方法

製品の使用停止、もしくは安全性を配慮した環境での使用を検討してください
SEEnergyは2016年に解散しており製品開発者と連絡が取れないため、本脆弱性の対策状況は不明です。

ベンダ情報

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:H/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
基本値: 7.2
攻撃元区分(AV) 物理 (P) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 低 (L)
必要な特権レベル(PR) 高 (H) 低 (L) 不要 (N)
ユーザ関与レベル(UI) 要 (R) 不要 (N)
スコープ(S) 変更なし (U) 変更あり (C)
機密性への影響(C) なし (N) 低 (L) 高 (H)
完全性への影響(I) なし (N) 低 (L) 高 (H)
可用性への影響(A) なし (N) 低 (L) 高 (H)
CVSS v2 AV:N/AC:L/Au:S/C:P/I:P/A:P
基本値: 6.5
攻撃元区分(AV) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 中 (M) 低 (L)
攻撃前の認証要否(Au) 複数 (M) 単一 (S) 不要 (N)
機密性への影響(C) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)
完全性への影響(I) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)
可用性への影響(A) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)

謝辞

この脆弱性情報は、下記の方が JPCERT/CC に報告し、製品利用者への周知を目的にJVNでの公表に至りました。
報告者: 株式会社ゼロゼロワン 早川 宙也 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2024-29167
JVN iPedia