公開日:2023/11/15 最終更新日:2023/11/15

JVNVU#93965614
複数のAVEVA製品における複数の脆弱性

概要

AVEVAが提供する複数の製品には、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

AVEVA Operations Control Logger(旧製品名 ArchestrA Logger)の脆弱性により、以下の製品が影響を受けます。

  • AVEVA System Platform 2020 R2 SP1 P01 およびそれ以前のバージョン
  • AVEVA Historian 2020 R2 SP1 P01 およびそれ以前のバージョン
  • AVEVA Application Server 2020 R2 SP1 P01 およびそれ以前のバージョン
  • AVEVA InTouch 2020 R2 SP1 P01 およびそれ以前のバージョン
  • AVEVA Enterprise Licensing 3.7.002 およびそれ以前のバージョン(旧製品名 License Manager)
  • AVEVA Manufacturing Execution System 2020 P01 およびそれ以前のバージョン(旧製品名 Wonderware MES)
  • AVEVA Recipe Management 2020 Update 1 Patch 2 およびそれ以前のバージョン
  • AVEVA Batch Management 2020 SP1 およびそれ以前のバージョン
  • AVEVA Edge 2020 R2 SP1 P01 およびそれ以前のバージョン(旧製品名 Indusoft Web Studio)
  • AVEVA Work Tasks 2020 U2 およびそれ以前のバージョン(旧製品名 Workflow Management)
  • AVEVA Plant SCADA 2020 R2 Update 15 およびそれ以前のバージョン(旧製品名 Citect)
  • AVEVA Mobile Operator 2020 R1 およびそれ以前のバージョン(旧製品名 IntelaTrac Mobile Operator Rounds)
  • AVEVA Communication Drivers Pack 2020 R2 SP1 およびそれ以前のバージョン
  • AVEVA Telemetry Server 2020 R2 SP1 およびそれ以前のバージョン

詳細情報

AVEVAが提供する複数の製品には、次の複数の脆弱性が存在します。

  • 不要な特権による実行 (CWE-250) - CVE-2023-33873
  • ファイル名やパスの外部制御 (CWE-73) - CVE-2023-34982

想定される影響

当該製品がインストールされているOSの標準ユーザによって、脆弱性を悪用された場合、次のような影響を受ける可能性があります。

  • システム権限に昇格され、マシンを完全に制御される - CVE-2023-33873
  • システム権限のファイルを削除され、サービス運用妨害(DoS)攻撃を受ける - CVE-2023-34982

対策方法

アップデートする
開発者は、アップデートを提供しています。

ワークアラウンドを実施する
開発者は、アップデートに加え、ワークアラウンドの適用も推奨しています。

詳細は、開発者が提供する情報をご確認ください。

ベンダ情報

ベンダ リンク
AVEVA SECURITY BULLETIN AVEVA-2023-003(PDF)

参考情報

  1. ICS Advisory | ICSA-23-318-01
    AVEVA Operations Control Logger

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE
JVN iPedia