公開日:2021/02/17 最終更新日:2022/05/10
JVNVU#94508446
OpenSSL に複数の脆弱性
OpenSSL には、複数の脆弱性が存在します。
CVE-2021-23841、CVE-2021-23840
- OpenSSL 1.1.1 系
- OpenSSL 1.1.1 から 1.1.1i までの全てのバージョン
- OpenSSL 1.0.2 系
- OpenSSL 1.0.2 から 1.0.2x までの全てのバージョン
- OpenSSL 1.0.2 系
- OpenSSL 1.0.2s から 1.0.2x までの全てのバージョン
OpenSSL Project より、OpenSSL Security Advisory [16 February 2021] が公開されました。
OpenSSLには、次の複数の脆弱性が存在します。
深刻度 - 中 (Severity: Moderate)
- X509_issuer_and_serial_hash 関数の NULL ポインタ参照 (CWE-476) - CVE-2021-23841
- CipherUpdate での整数オーバーフロー (CWE-190) - CVE-2021-23840
- 不正な SSLv2 ロールバック保護 - CVE-2021-23839
想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。
- 不正なフィールドを持つ X.509 証明書の検証処理を行うことで、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる - CVE-2021-23841
- EVP_CipherUpdate、EVP_EncryptUpdate、EVP_DecryptUpdate 関数の呼び出し時にプラットフォーム上の整数の最大値に近い値を入力されることで、アプリケーションが不正な動作をしたり、クラッシュさせられたりする - CVE-2021-23840
- RSA 署名に付与されるパディングの処理に起因するバージョンロールバック攻撃により攻撃者によって SSLv2 接続を強制される - CVE-2021-23839
アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。
開発者は、本脆弱性への対策版として次のバージョンをリリースしています。
- OpenSSL 1.1.1 系
- OpenSSL 1.1.1j
- OpenSSL 1.0.2 系 (OpenSSL 1.0.2 プレミアムサポート契約ユーザのみ)
- OpenSSL 1.0.2y
OpenSSL 1.1.0 および OpenSSL 1.0.2 はサポートが終了しているため、アップデートは配信されていません。
そのため、開発者は OpenSSL 1.0.2 プレミアムサポート契約ユーザを除き、OpenSSL 1.1.1j へのアップグレードを推奨しています。
ベンダ | ステータス | ステータス 最終更新日 |
ベンダの告知ページ |
---|---|---|---|
三菱電機株式会社 | 該当製品あり | 2022/05/10 | 三菱電機株式会社 の告知ページ |
ベンダ | リンク |
OpenSSL Project | OpenSSL Security Advisory [16 February 2021] |
Vulnerabilities |
JPCERT 緊急報告 |
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JPCERT REPORT |
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CERT Advisory |
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CPNI Advisory |
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TRnotes | |
CVE |
CVE-2021-23841 |
CVE-2021-23840 |
|
CVE-2021-23839 |
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JVN iPedia |
- 2022/05/10
- 三菱電機株式会社のベンダステータスが更新されました