公開日:2021/01/06 最終更新日:2021/01/07

JVNVU#94511327
Red Lion 製 Crimson 3.1 における複数の脆弱性

概要

Red Lion が提供する Crimson 3.1 には、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

DA10D プロトコルコンバーター用の Crimson 3.1 について、次のバージョンが影響を受けます。

  • Crimson 3.1 ビルドバージョン 3119.001 より前のバージョン

詳細情報

Crimson 3.1 は Red Lion が提供する CR1000、CR3000 HMIs、Graphite® HMIs および Graphite Controllers、E3 I/O™ モジュール用のプログラミングソフトウェアです。Red Lion が提供する Crimson 3.1 には、次の複数の脆弱性が存在します。

  • NULL ポインタデリファレンス (CWE-476) - CVE-2020-27279
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:N/I:N/A:H 基本値: 7.5
  • 重要な機能に対する認証の欠如 (CWE-306) - CVE-2020-27285
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:L/I:L/A:N 基本値: 6.5
  • リソースの不適切なシャットダウンおよびリリース (CWE-404) - CVE-2020-27283
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:A/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:L/I:N/A:N 基本値: 4.3

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 遠隔の第三者により、細工したパケットを送られ、装置を再起動させられる - CVE-2020-27279
  • 遠隔の第三者により、データベースの情報を窃取されたり、改ざんされる - CVE-2020-27285
  • 第三者により、細工したメッセージを送られ、任意のメモリ位置に書き込まれた情報を窃取される - CVE-2020-27283

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、アップデートしてください。
詳細は開発者が提供する情報を確認してください。

ベンダ情報

ベンダ リンク
Red Lion Crimson® 3.1

参考情報

  1. ICS Advisory (ICSA-21-005-04)
    Red Lion Crimson 3.1

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2020-27279
CVE-2020-27283
CVE-2020-27285
JVN iPedia

更新履歴

2021/01/07
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