公開日:2021/10/22 最終更新日:2021/10/22
JVNVU#94767496
Delta Electronics製DIALinkにおける複数の脆弱性
Delta Electronics社が提供するDIALinkには、複数の脆弱性が存在します。
- DIALink バージョン1.2.4.0およびそれ以前
Delta Electronics社が提供するDIALinkには、次の複数の脆弱性が存在します。
- 重要な情報の平文での送信 (CWE-319) - CVE-2021-38418
CVSS v3 CVSS:3.1/AV:A/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 8.8 - クロスサイトスクリプティング (CWE-79) - CVE-2021-38428、CVE-2021-38488、CVE-2021-38407、CVE-2021-38403、CVE-2021-38411
CVSS v3 CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:H/UI:N/S:C/C:L/I:L/A:N 基本値: 5.5 - CSVファイルにおける数式要素の不適切な無害化処理 (CWE-1236) - CVE-2021-38424
CVSS v3 CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:H/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:L 基本値: 5.9 - 重要な情報の平文での保存 (CWE-312) - CVE-2021-38422
CVSS v3 CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 7.8 - DLLファイルの検索パスが適切に制御されていない (CWE-427) - CVE-2021-38416
CVSS v3 CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 7.8 - 不適切なデフォルトパーミッション (CWE-276) - CVE-2021-38420
CVSS v3 CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 7.8
想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。
- 第三者によって、中間者攻撃により情報を窃取される - CVE-2021-38418
- 遠隔の特権ユーザによって、任意のコードを実行される - CVE-2021-38428、CVE-2021-38488、CVE-2021-38407、CVE-2021-38403、CVE-2021-38411
- 遠隔の特権ユーザによって、スプレットシートを介して任意の数式を実行される - CVE-2021-38424
- ユーザによって、権限を昇格される - CVE-2021-38422
- ユーザによって、システムを乗っ取られる - CVE-2021-38416
- ユーザによって、インストールディレクトリを変更され、悪質なファイルをアップロードされる - CVE-2021-38420
2021年10月22日現在、本脆弱性への対策は提供されていません。Delta Electronics社は対策準備中とのことです。
ワークアラウンドを実施する
CISAは、以下のワークアラウンドを推奨しています。
- 制御システムデバイスおよびシステムにインターネットからのアクセスを制限する
- ファイアウォールで保護している制御システムネットワークおよびリモートデバイスをビジネスネットワークから分離する
- リモートアクセスが必要な場合、VPNなどの安全な方法を利用する(VPN自体にも脆弱性が存在する可能性があるため、最新版を利用するなど安全性を確保して利用してください)
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