JVNVU#94797797
Juniper ScreenOS に複数の脆弱性

Juniper Networks が提供する ScreenOS は、認証なしでデバイスへの遠隔管理アクセスが可能な脆弱性および VPN 通信の内容を解読可能な脆弱性が存在します。

• ScreenOS 6.2.0r15 から 6.2.0r18 まで
• ScreenOS 6.3.0r12 から 6.3.0r20 まで

Juniper のアドバイザリには次のように記載されています：
 

During an internal code review, two security issues were identified.
社内のコードレビューで、二つのセキュリティに関する問題を発見しました。

Administrative Access (CVE-2015-7755) allows unauthorized remote administrative access to the device. Exploitation of this vulnerability can lead to complete compromise of the affected device.
管理アクセスに関する脆弱性 (CVE-2015-7755) は、デバイスに対してリモートから認証なしで管理者権限でのアクセスが可能となる問題です。本脆弱性によって、デバイスを完全に乗っ取られる可能性があります。

This issue only affects ScreenOS 6.3.0r17 through 6.3.0r20.  No other Juniper products or versions of ScreenOS are affected by this issue.
この問題は ScreenOS 6.3.0r17 から 6.3.0r20 までのバージョンにおいてのみ影響を受けます。他の Juniper 製品、他のバージョンの ScreenOS はこの問題の影響を受けません。

VPN Decryption (CVE-2015-7756) may allow a knowledgeable attacker who can monitor VPN traffic to decrypt that traffic. It is independent of the first issue.
VPN 通信の内容を解読可能な脆弱性 (CVE-2015-7756) は、VPN 通信の内容を傍受できる、知識のある攻撃者が通信内容を解読可能な問題です。これは、一つ目のものとは独立した問題です。

This issue affects ScreenOS 6.2.0r15 through 6.2.0r18 and 6.3.0r12 through 6.3.0r20. No other Juniper products or versions of ScreenOS are affected by this issue.
この問題は ScreenOS 6.2.0r15 から 6.2.0r18 までと、ScreenOS 6.3.0r12 から 6.3.0r20 までが影響を受けます。他の Juniper 製品、他のバージョンの ScreenOS はこの問題の影響を受けません。

There is no way to detect that this vulnerability was exploited.
この脆弱性が使用されたかどうかを確認する方法はありません。

Juniper SIRT is not aware of any malicious exploitation of these vulnerabilities, however the password needed for the administrative access has been revealed publicly.
Juniper SIRT ではこれらの脆弱性を使用した攻撃活動を確認していませんが、遠隔管理アクセスに必要なパスワードは公開されています。

遠隔の攻撃者によって端末に管理権限でアクセスされ、デバイス内の情報を閲覧されたり改ざんされたりする可能性があります。

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