公開日:2021/08/19 最終更新日:2021/08/20

JVNVU#95033866
ISC BINDにサービス運用妨害(DoS)の脆弱性

概要

ISC(Internet Systems Consortium)が提供するBINDには、サービス運用妨害(DoS)の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • BIND 9.16.19 および 9.17.16
  • BIND Supported Preview Edition 9.16.19-S1

詳細情報

ISC BINDには、応答速度制限(RRL)が有効な環境で、namedがUDPにて現在有効なインターフェイスの最大送信単位(MTU)より大きいレスポンスを返信しようとしてアサーションエラーが発生する、サービス運用妨害(DoS)(CWE-400、CVE-2021-25218)の脆弱性が存在します。

想定される影響

遠隔の第三者によって送信された細工されたクエリを処理することで、アサーションエラーが発生しnamedプロセスを終了させられる可能性があります。

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、使用しているバージョンの最新版へアップデートしてください。
開発者は、本脆弱性を修正した次のバージョンをリリースしています。

  • BIND 9.16.20
  • BIND 9.17.17
  • BIND 9.16.20-S1

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
横河計測株式会社 該当製品無し 2021/08/19

参考情報

  1. JPRS
    (緊急)BIND 9.16.19の脆弱性(DNSサービスの停止)について (CVE-2021-25218)
  2. JPNIC
    BIND 9における脆弱性について(2021年8月)

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告 JPCERT-AT-2021-0035
ISC BIND 9の脆弱性(CVE-2021-25218)に関する注意喚起
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE
JVN iPedia

更新履歴

2021/08/19
横河計測株式会社のベンダステータスが更新されました
2021/08/20
【参考情報】を更新しました