公開日:2022/04/04 最終更新日:2022/04/04

JVNVU#95172907
Schneider Electric製SCADAPack WorkbenchにおけるXML外部実体参照(XXE)に関する脆弱性

概要

Schneider Electric社が提供するSCADAPack Workbenchには、XML外部実体参照(XXE)に関する脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • SCADAPack Workbench 6.6.8a およびそれ以前のバージョン

詳細情報

Schneider Electric社が提供するSCADAPack Workbenchには、XML外部実体参照(XXE)に関する脆弱性(CWE-611, CVE-2022-0221)が存在します。

想定される影響

第三者によって細工されたソリューションファイルをユーザが当該製品で読み込むことにより、情報が漏えいする可能性があります。

対策方法

ワークアラウンドを実施する
開発者によると、2022年4月4日現在、修正バージョンはリリース準備中とのことです。
開発者は修正バージョンリリースまでは以下の回避策を適用し、本脆弱性の影響を軽減することを推奨しています。

  • 当該製品は管理者権限ではなくユーザ権限で実行し、システムに対する悪意のあるコード実行の影響を最小限に抑える
  • 信頼できないファイルを読み込まない
  • ユーザに対してフィッシング攻撃やソーシャルエンジニアリング攻撃に対する教育を実施する
  • データロス防止ツールを使用する
  • 当該製品を実行しているワークステーションと外部システム間の通信を制限する
  • 最小特権の原則を確保する

参考情報

  1. ICS Advisory (ICSA-22-090-01)
    Schneider Electric SCADAPack Workbench

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

CVSS v3 CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:N/A:N
基本値: 5.5
攻撃元区分(AV) 物理 (P) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 低 (L)
必要な特権レベル(PR) 高 (H) 低 (L) 不要 (N)
ユーザ関与レベル(UI) 要 (R) 不要 (N)
スコープ(S) 変更なし (U) 変更あり (C)
機密性への影響(C) なし (N) 低 (L) 高 (H)
完全性への影響(I) なし (N) 低 (L) 高 (H)
可用性への影響(A) なし (N) 低 (L) 高 (H)

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
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CVE
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