公開日:2022/02/25 最終更新日:2022/07/13
JVNVU#95341726
Schneider Electric製Easergy P5およびP3における複数の脆弱性
Schneider Electric社が提供するEasergy P5およびP3には、複数の脆弱性が存在します。
- Easergy P5 ファームウェア v01.401.102より前のバージョン
- Easergy P3 ファームウェア v30.205より前のバージョン
Schneider Electric社が提供するEasergy P5およびP3は中電圧用の保護継電器です。Easergy P5およびP3には、複数の脆弱性が存在します。
- ハードコードされた認証情報の使用 (CWE-798) - CVE-2022-22722
CVSS v3 CVSS:3.1/AV:A/AC:H/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 7.5 - バッファオーバーフロー (CWE-120) - CVE-2022-22723
CVSS v3 CVSS:3.1/AV:A/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 8.8 - バッファオーバーフロー (CWE-120) - CVE-2022-22725
CVSS v3 CVSS:3.1/AV:A/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 8.8 - バッファオーバーフロー (CWE-120) - CVE-2022-34756
CVSS v3 CVSS:3.1/AV:A/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 8.8 - 解読される恐れの高い暗号アルゴリズムの使用 (CWE-327) - CVE-2022-34757
CVSS v3 CVSS:3.1/AV:A/AC:H/PR:N/UI:R/S:U/C:L/I:H/A:H 基本値: 6.7 - 不適切な入力確認 (CWE-20) - CVE-2022-34758
CVSS v3 CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:H/UI:N/S:U/C:N/I:H/A:L 基本値: 5.1
想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。
- 当該製品にアクセス可能な第三者によって、ハードコードされたSSH鍵を取得された場合、設定情報に関連するネットワークトラフィックを観測、改ざんされ、情報漏えいが発生する - CVE-2022-22722
- 当該製品にアクセス可能な第三者によって、特別に細工されたパケットを送信されることで、Easergy P5のプログラムがクラッシュしたり、任意のコードを実行されたりする - CVE-2022-22723
- 当該製品にアクセス可能な第三者によって、特別に細工されたパケットを送信されることで、Easergy P3のプログラムがクラッシュしたり、任意のコードを実行されたりする - CVE-2022-22725
- 当該製品にアクセス可能な第三者によって、コード実行されたり、当該デバイスのWeb HMIに利用されるHTTPのスタックがクラッシュさせられる - CVE-2022-34756
- 当該製品にアクセス可能な第三者によって、Easergy Proソフトウェアと当該デバイス間のSSH通信内容を解読される - CVE-2022-34757
- 高権限ユーザによって、デバイスウォッチドック機能を無効にされる - CVE-2022-34758
アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。
開発者は、本脆弱性の対策バージョンとして以下のバージョンをリリースしています。
- Easergy P5 ファームウェア v01.402.101
- Easergy P3 ファームウェア v30.205
以下の回避策を適用することで、CVE-2022-22723およびCVE-2022-22725の影響を軽減することが可能です。
- GOOSEサービスを停止する。GOOSEを使用する必要がある場合、安全なローカルエリアネットワークの中でのみ使用する
ベンダ | リンク |
Schneider Electric | SEVD-2022-011-03(PDF) |
SEVD-2022-011-04(PDF) | |
SEVD-2022-193-04(PDF) |
-
ICS Advisory (ICSA-22-055-03)
Schneider Electric Easergy P5 and P3
- 2022/07/13
- [詳細情報]、[想定される影響]にCVE-2022-34756、CVE-2022-34757、CVE-2022-34758の情報追加、[影響を受けるシステム]、[対策方法]を更新、[ベンダ情報]にSEVD-2022-193-04を追加