公開日:2024/03/26 最終更新日:2024/08/27

JVNVU#95381465
エレコム製無線LANルーターにおける複数の脆弱性

概要

エレコム株式会社が提供する複数の無線LANルーターには、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

CVE-2024-25568

  • WRC-X3200GST3-B v1.25およびそれ以前のバージョン
  • WRC-G01-W v1.24およびそれ以前のバージョン
  • WMC-X1800GST-B v1.41およびそれ以前のバージョン
CVE-2024-26258
  • WRC-X3200GST3-B v1.25およびそれ以前のバージョン
  • WRC-G01-W v1.24およびそれ以前のバージョン
  • WRC-2533GST2 v1.30およびそれ以前のバージョン
CVE-2024-29225
  • WRC-X3200GST3-B v1.25およびそれ以前のバージョン
  • WRC-G01-W v1.24およびそれ以前のバージョン
WMC-X1800GST-Bは、同社が販売するe-Meshスターターキット「WMC-2LX-B」にも含まれます。

詳細情報

エレコム株式会社が提供する複数の無線LANルーターには、次の複数の脆弱性が存在します。

  • OSコマンドインジェクション (CWE-78) - CVE-2024-25568
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:A/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 8.8
    CVSS v2 AV:A/AC:L/Au:N/C:P/I:P/A:P 基本値: 5.8
  • OSコマンドインジェクション (CWE-78) - CVE-2024-26258
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:A/AC:L/PR:H/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 6.8
    CVSS v2 AV:A/AC:L/Au:S/C:P/I:P/A:P 基本値: 5.2
  • 情報漏えい (CWE-200) - CVE-2024-29225
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:A/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:N/A:N 基本値: 6.5
    CVSS v2 AV:A/AC:L/Au:N/C:P/I:N/A:N 基本値: 3.3

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 第三者から細工されたリクエストを送信され、任意のOSコマンドを実行される - CVE-2024-25568
  • 当該製品の認証情報を持つユーザから細工されたリクエストを送信され、任意のOSコマンドを実行される - CVE-2024-26258
  • 第三者から細工されたリクエストを送信され、機微な情報を含んだ設定ファイルを窃取される - CVE-2024-29225

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版へアップデートしてください。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
エレコム株式会社 該当製品あり 2024/08/20 エレコム株式会社 の告知ページ

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

これらの脆弱性情報は、下記の方が JPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 株式会社ゼロゼロワン 早川 宙也 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2024-25568
CVE-2024-26258
CVE-2024-29225
JVN iPedia

更新履歴

2024/05/28
エレコム株式会社のベンダステータスが更新されました
2024/05/28
[タイトル]、[概要]、[影響を受けるシステム]、[詳細情報]を更新しました
2024/08/27
エレコム株式会社のベンダステータスが更新されました
2024/08/27
[影響を受けるシステム]を更新しました