公開日:2018/04/11 最終更新日:2018/04/11

JVNVU#95484528
オムロン製 CX-One に含まれるアプリケーションにおける複数の脆弱性

概要

オムロン株式会社が提供する CX-One に含まれるアプリケーションには、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

CX-One Version 4.4.2 およびそれ以前に含まれる次のアプリケーション

  • CX-FLnet Version 1.00 およびそれ以前
  • CX-Protocol Version 1.992 およびそれ以前
  • CX-Programmer Version 9.65 およびそれ以前
  • CX-Server Version 5.0.22 およびそれ以前
  • Network Configurator Version 3.63 およびそれ以前
  • Switch Box Utility Version 1.68 およびそれ以前

詳細情報

オムロン株式会社が提供する CX-One に含まれるアプリケーションには、次の複数の脆弱性が存在します。

  • スタックベースのバッファオーバーフロー (CWE-121) - CVE-2018-7514
    細工されたプロジェクトファイルの処理に起因して、スタックベースのバッファオーバーフローが発生する可能性があります。
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:L/I:L/A:L 基本値: 5.3
    CVSS v2 AV:N/AC:M/Au:N/C:P/I:P/A:P 基本値: 6.8
  • 不適切な型を使用したリソースへのアクセス (型の取り違え) (CWE-843) - CVE-2018-7530
    細工されたプロジェクトファイルの処理に起因して、誤った型でオブジェクトを呼び出すことにより、メモリ領域外へのアクセスが発生する可能性があります。
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:L/I:L/A:L 基本値: 5.3
    CVSS v2 AV:N/AC:M/Au:N/C:P/I:P/A:P 基本値: 6.8
  • ヒープベースのバッファオーバーフロー (CWE-122) - CVE-2018-8834
    細工されたプロジェクトファイルの処理に起因して、ヒープベースのバッファオーバーフローが発生する可能性があります。
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:L/I:L/A:L 基本値: 5.3
    CVSS v2 AV:N/AC:M/Au:N/C:P/I:P/A:P 基本値: 6.8

想定される影響

遠隔の第三者によって、任意のコードを実行される可能性があります。

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2018-7514
CVE-2018-7530
CVE-2018-8834
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