JVNVU#95685556
Cisco Prime Infrastructure に SUID root された実行ファイルが存在する問題
Cisco Prime Infrastructure には、ファイルパーミッションが world-executable である SUID root された実行ファイルが 2種類存在します。
- Cisco Prime Infrastructure version 2.2
不適切なデフォルトパーミッション (CWE-276)
Cisco Prime Infrastructure には、ファイルパーミッションが world-executable である SUID root された実行ファイルが 2種類存在します。コマンドは次の 2つです。
/opt/CSCOlumos/bin/runShellCommand
/opt/CSCOlumos/bin/runShellAsRoot
ローカルユーザによって、これらのコマンドを使用され、root 権限で任意のコマンドを実行される可能性があります。
開発者によると、デフォルトの設定では一般ユーザは作成されないとのことです。また開発者は、一般ユーザの作成や管理用のコマンドラインシェルの使用を推奨していません。詳細は、開発者が提供するセキュリティアドバイザリ (要ログイン) を参照してください。
遠隔の攻撃者によって、root 権限で任意のコマンドを実行される可能性があります。
アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。
ワークアラウンドを実施する
次のワークアラウンドを実施することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。
- runShellCommand および runShellAsRoot のファイルパーミッションを変更し、ローカルアカウントがこれらの実行ファイルを使用できないようにする
ベンダ | リンク |
Cisco | Cisco Prime Infrastructure |
-
CERT/CC Vulnerability Note VU#300820
Cisco Prime Infrastructure contains SUID root binaries
2015.08.18における脆弱性分析結果(CVSS Base Metrics)
評価尺度 | 評価値 | 説明 | ||
---|---|---|---|---|
攻撃元区分(AV) | ローカル (L) | 隣接 (A) | ネットワーク (N) | ネットワーク経由でリモートから攻撃可能 |
攻撃条件の複雑さ(AC) | 高 (H) | 中 (M) | 低 (L) | 攻撃成立に必要な条件はない |
攻撃前の認証要否(Au) | 複数 (M) | 単一 (S) | 不要 (N) | 単一の認証が必要 |
機密性への影響(C) | なし (N) | 部分的 (P) | 全面的 (C) | 全ての情報が漏えいする |
完全性への影響(I) | なし (N) | 部分的 (P) | 全面的 (C) | 情報の正確さや完全さが全面的に損なわれる |
可用性への影響(A) | なし (N) | 部分的 (P) | 全面的 (C) | システムの使用が全面的に阻害される |
Base Score:9.0