公開日:2024/07/19 最終更新日:2024/07/19
JVNVU#95897514
Philips製Vue PACSにおける複数の脆弱性
Philipsが提供するVue PACSには、複数の脆弱性が存在します。
- Vue PACS 12.2.8.410より前のバージョン
Philipsが提供するVue PACSには、次の複数の脆弱性が存在します。
- 境界外書き込み(CWE-787)-CVE-2020-36518
- 信頼できないデータのデシリアライゼーション(CWE-502)-CVE-2020-11113、CVE-2020-35728、CVE-2021-20190、CVE-2020-14061、CVE-2020-10673、CVE-2019-12814、CVE-2017-17485
- リソースの枯渇(CWE-400)-CVE-2021-28165
- 不適切な権限管理(CWE-269)-CVE-2023-40223
- 認証情報を初期設定のまま使用(CWE-1392)-CVE-2023-40704
- 不十分なパスワード強度(CWE-521)-CVE-2023-40539
- 認可されていないActorへの機微な情報の漏えい(CWE-200)-CVE-2023-40159
脆弱性を悪用された場合、次のような影響を受ける可能性があります。
- サードパーティー製品のコンポーネントの脆弱性による影響を受ける(CVE-2020-36518、CVE-2020-11113、CVE-2020-35728、CVE-2021-20190、CVE-2020-14061、CVE-2020-10673、CVE-2019-12814、CVE-2017-17485、CVE-2021-28165)
- ユーザーによって、想定外の範囲を制御される(CVE-2023-40223)
- ユーザーによって、重要な機能を利用される(CVE-2023-40704)
- 正規ユーザーのアカウントが侵害される(CVE-2023-40539)
- 認証済みユーザーによって、権限のない同一ネットワーク上の別のPhilips Vue PACSの情報を取得される(CVE-2023-40159)
アップデートする
CVE-2020-36518、CVE-2020-11113、CVE-2020-35728、CVE-2021-20190、CVE-2020-14061、CVE-2020-10673、CVE-2019-12814、CVE-2017-17485、CVE-2023-40223、CVE-2023-40159
開発者は、2023年8月にリリース済みのVue PACS バージョン 12.2.8.400へのアップデートを推奨しています。
CVE-2021-28165
開発者は、2023年10月にリリース済みのVue PACS バージョン 12.2.8.410へのアップデートを推奨しています。
ワークアラウンドを実施する
CVE-2021-28165
開発者は、アップデートが適用できない場合、InCenterで提供されている「D000763414 - Vue_PACS_12_Ports_Protocols_Services_Guide」に従って、Vue PACS環境を構成することを推奨しています。
CVE-2023-40704、CVE-2023-40539
開発者は、InCenterで提供されている「8G7607 - Vue PACS User Guide Rev G」に従って、Vue PACS環境を構成することを推奨しています。
詳細は、開発者が提供する情報を確認してください。
ベンダ | リンク |
Philips | Security Advisories | Philips VuePACS (2024-July-18) |
InCenter(要ログイン) |
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ICS Medical Advisory | ICSMA-24-200-01
Philips Vue PACS