公開日：2012/08/07　最終更新日：2013/02/19

JVNVU#960468
HP ArcSight アプライアンス製品にクロスサイトスクリプティングの脆弱性

概要

HP が提供する ArcSight Logger および ArcSight Connectors には、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • ArcSight Logger v5.3 より前のバージョン
  • ArcSight Connectors v6.4 より前のバージョン

詳細情報

HP が提供する ArcSight Logger および ArcSight Connectors には、インポートされたホスト情報を表示する際の処理に問題があり、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。

想定される影響

細工されたファイルをインポートすることで、ユーザのウェブブラウザ上で任意のスクリプトが実行される可能性があります。

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。

ワークアラウンドを実施する
以下の回避策を適用することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。

  • 信頼できないファイルをインポートしない

ベンダ情報

ベンダ リンク
HP HPSBMU02836 SSRT101056 rev.1 - HP ArcSight Connector Appliance and ArcSight Logger, Remote Disclosure of Information, Command Injection, Cross-Site Scripting (XSS)
ArcSight Logger
ArcSight Connectors

参考情報

  1. US-CERT Vulnerability Note VU#960468
    HP Arcsight Logger and Connector appliances cross-site scripting vulnerability

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2012.08.07における脆弱性分析結果

評価尺度 攻撃成立条件 評価値
攻撃経路 インターネット経由からの攻撃が可能
  • 高
認証レベル 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能
  • 高
攻撃成立に必要なユーザーの関与 設定の変更など、積極的なユーザ動作が必要
  • 低
攻撃の難易度 ある程度の専門知識や運 (条件が揃う確率は高い) が必要
  • 中 - 高

各項目の詳しい説明

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2012-2960
JVN iPedia

更新履歴

2012/08/14
影響を受けるシステムを修正しました。
2013/02/19
影響を受けるシステムおよび対策方法を更新しました。