公開日:2022/02/16 最終更新日:2022/02/16

JVNVU#96061299
Schneider Electric製IGSSにおける複数の脆弱性

概要

Schneider Electric社が提供するIGSS(Interactive Graphical SCADA System)には、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • IGSS Data Server (IGSSdataServer.exe) v15.0.0.22020およびそれ以前

詳細情報

Schneider Electric社が提供するIGSSには、次の複数の脆弱性が存在します。

  • 整数オーバーフローまたはラップアラウンド (CWE-190) - CVE-2022-24310
    CVSS v3 CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 9.8
  • パストラバーサル (CWE-22) - CVE-2022-24311、CVE-2022-24312
    CVSS v3 CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 9.8
  • バッファオーバーフロー(CWE-120) - CVE-2022-24313
    CVSS v3 CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 9.8
  • 境界外読み取り (CWE-125) - CVE-2022-24314、CVE-2022-24315
    CVSS v3 CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:N/I:N/A:H 基本値: 7.5
  • 不適切な初期化 (CWE-665) - CVE-2022-24316
    CVSS v3 CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:L/I:N/A:N 基本値: 5.3
  • 権限チェックの欠如 (CWE-862) - CVE-2022-24317
    CVSS v3 CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:L/I:N/A:N 基本値: 5.3

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 遠隔の第三者によって細工された、複数のメッセージを送信され、コードを実行されたり、サービス運用妨害(DoS)状態にされる。 - CVE-CVE-2022-24310
  • 遠隔の第三者によって細工された、メッセージを送信され、コードを実行される。 - CVE-2022-24311、CVE-2022-24312、CVE-2022-24313
  • 遠隔の第三者によって細工された、メッセージを複数回送信され、サービス運用妨害(DoS)状態にされる。 - CVE-2022-24314、CVE-2022-24315
  • 遠隔の第三者によって細工された、メッセージを送信され機微な情報を窃取される - CVE-2022-24316
  • 遠隔の第三者によって、特定のメッセージを送信され機微な情報を窃取される - CVE-2022-24317

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。
開発者は、本脆弱性の対策バージョンとして以下のバージョンをリリースしています。

  • IGSS Data Server (IGSSdataServer.exe) v15.0.0.22021

ベンダ情報

ベンダ リンク
Schneider Electric Schneider Electric Security Notification
IGSS Version 15 Release

参考情報

  1. ICS Advisory (ICSA-22-046-01)
    Schneider Electric IGSS

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
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CVE
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