公開日:2021/01/20 最終更新日:2021/01/20

JVNVU#96898747
Reolink 製 P2P Cameras シリーズにおける複数の脆弱性

概要

Reolink が提供する P2P Cameras シリーズには、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • RLC-4XX シリーズ
  • RLC-5XX シリーズ
  • RLN-X10 シリーズ

詳細情報

Reolink P2P Cameras シリーズは Reolink が提供するネットワーク IP カメラです。当該製品には、次の複数の脆弱性が存在します。

  • ハードコードされた暗号鍵の使用 (CWE-321) - CVE-2020-25173
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:N 基本値: 7.7
  • 重要な情報の平文での送信 (CWE-319) - CVE-2020-25169
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:N 基本値: 9.1

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

  • ローカルネットワークにアクセス可能な第三者によって、ハードコードされた暗号鍵を窃取されることで、ローカルネットワーク外から当該製品に侵入される - CVE-2020-25173
  • 遠隔の第三者によって、カメラ映像のような機微な情報にアクセスされる - CVE-2020-25169

対策方法

ワークアラウンドを実施する
以下の回避策を適用することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。

  • 開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版にアップデートする
  • P2P 機能を無効にする

ベンダ情報

ベンダ リンク
Reolink Download Center

参考情報

  1. ICS Advisory (ICSA-21-019-02)
    Reolink P2P Cameras

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2020-25169
CVE-2020-25173
JVN iPedia