JVNVU#97111518
オムロン製SYSMAC CS/CJ/CPシリーズおよびNJ/NXシリーズにおける複数の脆弱性
オムロン株式会社が提供するSYSMAC CS/CJ/CPシリーズおよびNJ/NXシリーズには、複数の脆弱性が存在します。
CVE-2022-31204
- PLC CS/CJ/CPシリーズおよびPLCプログラミングツール
- CS1H/CJ1G Ver.4.1より前のバージョン
- CS1D-CPU[][]H/P/HA Ver.1.4より前のバージョン
- CS1D-CPU[][]S/SA Ver.2.1より前のバージョン
- CJ2M Ver.2.1より前のバージョン
- CJ2H Ver.1.5より前のバージョン
- CP1E/CP1H Ver.1.30より前のバージョン
- CP1L Ver.1.1より前のバージョン
- CX-Programmer Ver.9.6より前のバージョン
- PLC周辺ユニット
- CP1W-CIF41 全バージョン
- PLC NJ/NXシリーズ
- NJ/NX Ver.1.49(NX7はVer.1.29)より前のバージョン
- PLC CS/CJ/CPシリーズ 全バージョン
オムロン株式会社が提供するSYSMAC CS/CJ/CPシリーズおよびNJ/NXシリーズには、次の複数の脆弱性が存在します。
- 機微な情報の平文通信(CWE-319)- CVE-2022-31204
CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:N/A:N 基本値: 6.5 - 認証情報の平文保存(CWE-256)- CVE-2022-31205
CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:N/A:N 基本値: 6.5 - デジタル署名の不適切な入力確認(CWE-347)- CVE-2022-31206
CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:H/PR:H/UI:N/S:U/C:N/I:H/A:N 基本値: 4.4 - データの信頼性についての不十分な検証(CWE-345)- CVE-2022-31207
CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:H/PR:H/UI:N/S:U/C:N/I:H/A:H 基本値: 5.9
想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。
- 脆弱性を悪用してパスワードを取得した攻撃者によるネットワーク設定の変更
- 任意のオブジェクトコードやマシンコードの実行
- サービス運用妨害(DoS)攻撃
アップデートする
次に示す製品については、開発者が提供する情報をもとに、アップデートしてください。
CVE-2022-31204向け対策:
開発者によると、2015年以降、CX-Programmerにおいてパスワード強化の対策を講じているとのことです。
また、CX-Programmerのアップデートは、Auto Update機能により自動的に適用されるとのことです。自動アップデートが適用されないなどの問題が発生した場合は、開発者の営業窓口にお問合せください。
対策済みCX-Programmerのバージョンは次の通りです。
- CX-Programmer Ver.9.6およびそれ以降
CVE-2022-31206向け対策:
開発者によると、SYSMAC NJ/NXシリーズのアップデートは、2022年7⽉以降、順次リリース予定とのことです。
パスワード強化対策バージョン搭載製品に移行する
次に示す製品については、パスワード強化対策バージョン搭載製品への移行を検討してください。
CVE-2022-31204向け対策:
開発者によると、次に示す製品については、2015年以降のバージョンでパスワード強化の対策を講じているとのことです。
なお、パスワード強化対策が講じられたバージョンへの移行はユーザー自身で行えないとのことです。詳しくは、開発者の営業窓口にお問合せください。
- CS1H/CJ1G Ver.4.1およびそれ以降
- CS1D-CPU[][]H/P/HA Ver.1.4およびそれ以降
- CS1D-CPU[][]S/SA Ver.2.1およびそれ以降
- CJ2M Ver.2.1およびそれ以降
- CJ2H Ver.1.5およびそれ以降
- CP1E/CP1H Ver.1.30およびそれ以降
- CP1L Ver.1.1およびそれ以降
次に示す回避策を適用することで、各脆弱性の影響を軽減することが可能です。
CVE-2022-31205向け対策:
- 許可されていないネットワークアクセスを制限する
- CP1W-CIF41 EthernetオプションボードおよびCP1 PLC間のパスワードは異なるものを使用する
- SYSMAC CS/CJ/CPシリーズのユーザーは、PLC保護パスワードを使用し、書き込み権限を制限する
- PLC上のハードウェアDIPスイッチを使用することで、PLCプログラム変更を禁止する
ベンダ | ステータス | ステータス 最終更新日 |
ベンダの告知ページ |
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オムロン株式会社 | 該当製品あり | 2023/02/03 |
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ICS Advisory (ICSA-22-179-02)
Omron SYSMAC CS/CJ/CP Series and NJ/NX Series -
Forescout Technologies, Inc.
OT:ICEFALL: 56 Vulnerabilities Caused by Insecure-by-Design Practices in OT -
Forescout Technologies, Inc.
OT:ICEFALL
- 2022/06/30
- オムロン株式会社のベンダステータスが更新されました
- 2022/07/14
- オムロン株式会社のベンダステータスが更新されました
- 2022/07/21
- [影響を受けるシステム]、[対策方法]を更新しました
- 2023/02/03
- [影響を受けるシステム]と[対策方法]を更新し、オムロン株式会社のベンダステータスが更新されました