公開日:2021/10/19 最終更新日:2021/10/19

JVNVU#97257022
Uffizio製GPS Trackerにおける複数の脆弱性

概要

Uffizio社が提供するGPS Trackerには、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • GPS Tracker softwareすべてのバージョン

詳細情報

Uffizio社が提供するGPS Trackerには、次の複数の脆弱性が存在します。

  • 不適切なアクセス制御(CWE-284) - CVE-2020-17483
    CVSS v3 CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:N/A:N 基本値: 7.5
  • 危険なタイプのファイルの無制限アップロード(CWE-434) - CVE-2020-17485
    CVSS v3 CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 9.8
  • オープンリダイレクト(CWE-601) - CVE-2020-17484
    CVSS v3 CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:C/C:N/I:L/A:N 基本値: 4.7
  • クロスサイトスクリプティング(CWE-79) - CVE-2021-32927
    CVSS v3 CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:L 基本値: 7.1
  • クロスサイトリクエストフォージェリ(CWE-352) - CVE-2021-32929
    CVSS v3 CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:L/I:N/A:N 基本値: 4.3

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、遠隔の第三者によって、次のような影響を受ける可能性があります。

  • GPSデバイスの情報を窃取される - CVE-2020-17483
  • コマンドを実行されたり、システムファイルやローカルリソースを参照される - CVE-2020-17485
  • 任意の外部ドメインにリダイレクトされる - CVE-2020-17484
  • JavaScriptコードを実行される - CVE-2021-32927
  • ユーザが意図しないアクションを実行させられる - CVE-2021-32929

対策方法

2021年10月15日現在、本脆弱性への対策は提供されていません。詳細は、Uffizio社にお問い合わせください。

ワークアラウンドを実施する
CISAは、以下のワークアラウンドを推奨しています。

  • 制御システムデバイスおよびシステムにインターネットからのアクセスを制限する
  • ファイアウォールで保護している制御システムネットワークおよびリモートデバイスをビジネスネットワークから分離する
  • リモートアクセスが必要な場合、VPNなどの安全な方法を利用する(VPN自体にも脆弱性が存在する可能性があるため、最新版を利用するなど安全性を確保して利用してください)

ベンダ情報

ベンダ リンク
Uffizio Contact us

参考情報

  1. ICS Advisory (ICSA-21-287-02)
    Uffizio GPS Tracker

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
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CPNI Advisory
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CVE
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