公開日:2024/09/17 最終更新日:2024/09/17

JVNVU#97473810
横河電機製「PC冗長化プラットフォーム (PC2CKM)」における戻り値のチェック欠如に関する脆弱性

概要

横河電機製「PC冗長化プラットフォーム (PC2CKM)」には、戻り値のチェック欠如に関する脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • PC冗長化プラットフォーム (PC2CKM)
    • R1.01.00からR2.03.00まで

詳細情報

横河電機株式会社が提供する「PC冗長化プラットフォーム (PC2CKM)」には、戻り値のチェック欠如に関する脆弱性(CWE-252CVE-2024-8110)が存在します。

想定される影響

影響を受ける製品がインストールされたコンピューターが、短時間で大量のUDPブロードキャストパケットを受信すると、当該コンピューターが再起動する可能性があります。
また、稼働側コンピューターと待機側コンピューターで同時に再起動が発生した場合、当該コンピューター上の機能が一時的に使用できない可能性があります。

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、対策済みバージョンへアップデートしてください。

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:N/I:N/A:H
基本値: 7.5
攻撃元区分(AV) 物理 (P) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 低 (L)
必要な特権レベル(PR) 高 (H) 低 (L) 不要 (N)
ユーザ関与レベル(UI) 要 (R) 不要 (N)
スコープ(S) 変更なし (U) 変更あり (C)
機密性への影響(C) なし (N) 低 (L) 高 (H)
完全性への影響(I) なし (N) 低 (L) 高 (H)
可用性への影響(A) なし (N) 低 (L) 高 (H)

謝辞

この脆弱性情報は、製品利用者への周知を目的に、開発者がJPCERT/CCに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE
JVN iPedia