公開日:2021/07/28 最終更新日:2021/07/30
JVNVU#97817785
Geutebrück製G-Cam E2およびG-Codeに複数の脆弱性
Geutebrück社が提供するG-Cam E2およびG-Codeには、複数の脆弱性が存在します。
- ファームウェアバージョン1.12.0.27およびそれ以前
- ファームウェアバージョン1.12.13.2および1.12.14.5
- G-CAM
- EBC-21xx
- EFD-22xx
- ETHC-22xx
- EWPC-22xx
- G-Code
- EEC-2xx
- EEN-20xx
Geutebrück社が提供するG-Cam E2およびG-Codeには、次の複数の脆弱性が存在します。
- 重要な機能に対する認証の欠如 (CWE-306) - CVE-2021-33543
CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 9.8 - コマンドインジェクション (CWE-77) - CVE-2021-33544、CVE-2021-33548、CVE-2021-33550、CVE-2021-33551、CVE-2021-33552、CVE-2021-33553、CVE-2021-33554
CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:H/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 7.2 - スタックベースのバッファオーバーフロー (CWE-121) - CVE-2021-33545、CVE-2021-33546、CVE-2021-33547、CVE-2021-33549
CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:H/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 7.2
想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。
- デフォルトのユーザー認証設定不備により、遠隔の第三者によって機密情報を窃取される - CVE-2021-33543
- 遠隔の第三者によって、コマンドインジェクションによる任意のコードを実行される - CVE-2021-33544、CVE-2021-33548、CVE-2021-33550、CVE-2021-33551、CVE-2021-33552、CVE-2021-33553、CVE-2021-33554
- 遠隔の第三者によって、counterパラメータのバッファオーバーフローが引き起こされ、任意のコードが実行される - CVE-2021-33545
- 遠隔の第三者によって、nameパラメータのバッファオーバーフローが引き起こされ、任意のコードが実行される - CVE-2021-33546
- 遠隔の第三者によって、profileパラメータのバッファオーバーフローが引き起こされ、任意のコードが実行される - CVE-2021-33547
- 遠隔の第三者によって、actionパラメータのバッファオーバーフローが引き起こされ、任意のコードが実行される - CVE-2021-33549
アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアをアップデートしてください。
開発者は本脆弱性を修正した次のバージョンをリリースしています。
- ファームウェアバージョン1.12.14.7
以下の回避策を適用することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。
- カメラのデフォルトパスワードを変更する
- インターネットからの制御システムのデバイスおよびネットワークへのアクセスを制限する
- 制御ネットワークとリモートデバイスのネットワークを分離する
- リモートアクセスが必要な場合は仮想プライベートネットワーク(VPN)等を利用する
ベンダ | リンク |
Geutebrück | Geutebrück’s web portal(要ログイン) |
-
ICS Advisory (ICSA-21-208-03)
Geutebrück G-Cam E2 and G-Code
- 2021/07/30
- [概要] の誤字を修正しました。