公開日:2021/11/11 最終更新日:2021/11/11
JVNVU#97939297
OSIsoft製PI Visionにおける複数の脆弱性
OSIsoftが提供するPI Visionには、複数の脆弱性が存在します。
- PI:Vision 2021より前のバージョン
OSIsoftが提供するデータ可視化ツールPI Visionには、次の複数の脆弱性が存在します。
- クロスサイトスクリプティング (CWE-79) - CVE-2021-3090
CVSS v3 CVSS:3.1/AV:N/AC:H/PR:L/UI:R/S:C/C:H/I:L/A:N 基本値: 6.5 - 不正な認証 (CWE-863) - CVE-2021-3095
CVSS v3 CVSS:3.1/AV:N/AC:H/PR:L/UI:N/S:U/C:L/I:N/A:N 基本値: 3.1
想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。
- PI Visionへの書き込みアクセス権を持つ遠隔の第三者によって、不正な情報の開示や変更、削除が行われる - CVE-2021-3090
- 遠隔の第三者によって、本来権限のないデータを閲覧される - CVE-2021-3095
アップデートする
OSIsoftが提供する情報をもとに、最新版にアップデートしてください。
OSIsoftは、本脆弱性を修正した次のバージョンをリリースしています。
- PI:Vision 2021
OSIsoftによると次のワークアラウンドの適用により、脆弱性の影響を軽減することができます。
- PI Visionユーザー権限でPublisherとExplorerのロールを構成し、ディスプレイを作成または変更できるユーザーを制限する
- PI System Explorerまたは一括編集ツールを使用して、AF子属性から
Limits
プロパティを削除する - WebブラウザにMicrosoft InternetExplorerを使用しない
- 予期しないまたは不明な要素、属性、または属性プロパティがないことを監視する
- PI point securityを利用し、AFセキュリティ要素を構成後、適用する
- PI Visionサーバー専用のIDマッピングを構成し、データ分類ポリシーに従いアクセス許可を管理する
ベンダ | リンク |
OSIsoft | OSIsoft PI Vision security bulletin(要ログイン) |
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ICS Advisory (ICSA-21-313-05)
OSIsoft PI Vision