公開日:2022/11/14 最終更新日:2022/11/14

JVNVU#97968855
日立国際電気製監視システムネットワーク製品(カメラ、エンコーダ、デコーダ)における複数の脆弱性

概要

株式会社日立国際電気が提供する監視システムネットワーク製品(カメラ、エンコーダ、デコーダ)には、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • カメラ HC、KV、KPシリーズ
  • エンコーダ VG、PTシリーズ
  • デコーダ PTシリーズ
影響受ける製品形式およびファームウェアバージョンの詳細については、開発者が提供する情報を確認してください。

詳細情報

株式会社日立国際電気が提供する監視システムネットワーク製品(カメラ、エンコーダ、デコーダ)には、次の複数の脆弱性が存在します。

  • 重要な機能に対する認証の欠如 (CWE-306) - CVE-2022-37680
    当該製品に対して細工したHTTPリクエストを送ることで、認証なしに再起動が可能。
    CVSS v3 CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:N/I:N/A:H 基本値: 7.5
  • ディレクトリトラバーサル (CWE-22) - CVE-2022-37681
    CVSS v3 CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:N/A:N 基本値: 7.5

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 遠隔の第三者によって細工されたリクエストを送付され、サービス運用妨害(DoS)状態にされる - CVE-2022-37680
  • 遠隔の第三者によって細工されたリクエストを送付され、基盤となるオペレーティングシステムの任意のファイルを窃取される - CVE-2022-37681

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版へアップデートしてください。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
日立 該当製品あり 2022/11/14 日立 の告知ページ

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

この脆弱性情報は、下記の方が製品開発者に直接報告し、製品開発者との調整を経て、製品利用者への周知を目的にJVNでの公表に至りました。
報告者: Necrum Security Labs Thomas J. Knudsen 氏、Samy Younsi 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE
JVN iPedia