公開日:2018/05/22 最終更新日:2019/08/29
JVNVU#97971879
投機的実行機能を持つ CPU に対するキャッシュサイドチャネル攻撃
投機的実行機能を持つ CPU はキャッシュサイドチャネル攻撃に対して脆弱性があります。"Variant 4" あるいは "SpectreNG" と呼ばれています。
- 投機的実行機能を持つ CPU
投機的実行機能を持つ CPU に対してキャッシュタイミングサイドチャネル攻撃を行う下記の脆弱性が報告されています。
- CVE-2018-3639 (Variant 4 "SpectreNG") : Speculative Store Bypass (SSB)
- CVE-2018-3640 (Variant 3a) : Rogue System Register Read (RSRE)
本脆弱性は、過去に公表された脆弱性 CVE-2017-5753 (Variant 1 "Spectre")、 CVE-2017-5715 (Variant 2 "Spectre")、 CVE-2017-5754 (Variant 3 "Meltdown") と類似するため "SpectreNG" という名称で報じられています。
ローカルユーザとしてアクセス可能な第三者に、キャッシュタイミングサイドチャネル攻撃を利用されることによって、任意の特権データやシステムレジスタ値を読まれる可能性があります。
システムソフトウェアをアップデートする
OEM およびシステムソフトウェアベンダの提供する情報をもとに最新版へアップデートしてください。
ブラウザをアップデートする
ブラウザを最新版へアップデートしてください。主要なブラウザでは、ブラウザを利用したサイドチャネル攻撃の実行を難しくする緩和策が適用されています。
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Issue 1528 - project-zero - Monorail
speculative execution, variant 4: speculative store bypass -
CERT/CC Vulnerability Note VU#180049
CPU hardware utilizing speculative execution may be vulnerable to cache side-channel attacks -
US-CERT Alert (TA18-141A)
Side-Channel Vulnerability Variants 3a and 4 -
JVNVU#93823979
CPU に対するサイドチャネル攻撃
JPCERT 緊急報告 |
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JPCERT REPORT |
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CERT Advisory |
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CPNI Advisory |
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TRnotes |
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CVE |
CVE-2018-3639 |
CVE-2018-3640 |
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JVN iPedia |
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