公開日:2015/06/17 最終更新日:2015/06/17
JVNVU#98244815
Pearson ProctorCache がハードコードされたパスワードを使用する問題
Pearson Education, Inc. が提供する ProctorCache には、ハードコードされたパスワードを使用する問題が存在します。
- ProctorCache version 2015.1.17 より前のバージョン
パスワードのハードコード (CWE-259) - CVE-2015-0972
ProctorCache は、試験のコンテンツやレスポンスをキャッシュしたり、受験中のクライアントのリストを保持したりするよう設計されています。ProctorCache は LAN 内のシステムにインストールされるソフトウェアです。
ProctorCache では管理タスクの実行に認証が要求されますが、認証にはハードコードされた管理者パスワードが使用されます。このパスワードは ProctorCache のインストール毎に異なるものが設定されておらず、また、変更することもできません。
ローカルネットワーク上の攻撃者によって、認証情報を使用され、試験のセッションを中断させられたり、試験のキャンセルやユーザの削除といった管理タスクを実行されたりする可能性があります。
開発者によると、実際の試験データは暗号化されているため、試験データに直接アクセスされることはないとのことです。
アップデートする
本脆弱性は ProctorCache version 2015.1.17 で修正されています。
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。
ベンダ | リンク |
Pearson Education, Inc. | Install ProctorCache |
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CERT/CC Vulnerability Note VU#626420
Pearson ProctorCache contains hard coded credentials -
TestNav 8 Online Support
ProctorCache Overview
2015.06.17における脆弱性分析結果(CVSS Base Metrics)
評価尺度 | 評価値 | 説明 | ||
---|---|---|---|---|
攻撃元区分(AV) | ローカル (L) | 隣接 (A) | ネットワーク (N) | 隣接ネットワークから攻撃可能 |
攻撃条件の複雑さ(AC) | 高 (H) | 中 (M) | 低 (L) | 攻撃成立に必要な条件はない |
攻撃前の認証要否(Au) | 複数 (M) | 単一 (S) | 不要 (N) | 単一の認証が必要 |
機密性への影響(C) | なし (N) | 部分的 (P) | 全面的 (C) | 情報は漏えいしない |
完全性への影響(I) | なし (N) | 部分的 (P) | 全面的 (C) | 情報の正確さや完全さが部分的に損なわれる |
可用性への影響(A) | なし (N) | 部分的 (P) | 全面的 (C) | システムの使用が全面的に阻害される |
Base Score:6.2
JPCERT 緊急報告 |
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JPCERT REPORT |
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CERT Advisory |
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CPNI Advisory |
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TRnotes |
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CVE |
CVE-2015-0972 |
JVN iPedia |
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