公開日:2015/06/05 最終更新日:2015/06/05

JVNVU#98454141
McAfee ePolicy Orchestrator が SSL/TLS 証明書を適切に検証しない脆弱性

概要

McAfee ePolicy Orchestrator には、SSL/TLS 証明書を適切に検証しない脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • McAfee ePolicy Orchestrator 4.6.8 およびそれ以前
  • McAfee ePolicy Orchestrator 5.1.1 およびそれ以前

詳細情報

証明書の不適切な検証 (CWE-295) - CVE-2015-2859
McAfee ePolicy Orchestrator (ePO) は、データの収集、集約など様々な目的のために外部サーバと連携する機能をサポートしており、外部サーバとの通信を SSL/TLS を使って暗号化するよう指定することが可能です。ePO は、認証局 (CA)、および証明書のコモンネーム (CN) やドメインネーム (DN) の検証処理に不備があります。結果として、これらの通信は中間者攻撃やスプーフィング攻撃に対して脆弱になります。

想定される影響

攻撃者によって、当該製品と外部サーバ間の HTTPS 通信の内容を閲覧されたり改ざんされたりする可能性があります。

対策方法

アップデートする
本脆弱性はバージョン 4.6.9 および 5.1.2 で修正されています。
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。

参考情報

  1. CERT/CC Vulnerability Note VU#264092
    McAfee ePolicy Orchestrator fails to properly validate SSL/TLS certificates

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2015.06.05における脆弱性分析結果(CVSS Base Metrics)

CVSSとは

評価尺度 評価値 説明
攻撃元区分(AV) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N) 隣接ネットワークから攻撃可能
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 中 (M) 低 (L) 攻撃成立に何らかの条件が必要
攻撃前の認証要否(Au) 複数 (M) 単一 (S) 不要 (N) 認証は不要
機密性への影響(C) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C) 全ての情報が漏えいする
完全性への影響(I) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C) 情報の正確さや完全さが部分的に損なわれる
可用性への影響(A) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C) システムの使用は阻害されない

Base Score:6.4

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2015-2859
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