公開日:2021/03/24 最終更新日:2021/03/24

JVNVU#98539192
複数の General Electric 製品に複数の脆弱性

概要

General Electric 社が提供する MU320E および Reason DR60 には複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • MU320E ファームウェア v04A00.1 より前のバージョン
  • Reason DR60 ファームウェア v02A04.1 より前のバージョン

詳細情報

General Electric 社が提供する MU320E には次の複数の脆弱性が存在します。

  • ハードコードされたパスワードの使用 (CWE-259) - CVE-2021-27452
    CVSS v3 CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 9.8
  • 不要な特権による実行 (CWE-250) - CVE-2021-27448
    CVSS v3 CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 7.8
  • 不適切な暗号強度 (CWE-326) - CVE-2021-27450
    CVSS v3 CVSS:3.1/AV:L/AC:H/PR:H/UI:R/S:U/C:L/I:L/A:L 基本値: 3.8
General Electric 社が提供する Reason DR60 には次の複数の脆弱性が存在します。
  • ハードコードされたパスワードの使用 (CWE-259) - CVE-2021-27440
    CVSS v3 CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 9.8
  • コードインジェクション (CWE-94) - CVE-2021-27438
    CVSS v3 CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 8.8
  • 不要な特権による実行 (CWE-250) - CVE-2021-27454
    CVSS v3 CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 7.8

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 遠隔の第三者によって、ハードコードされた資格情報を使用され、マージングユニットを制御される - CVE-2021-27452
  • 当該機器にアクセス可能な第三者によって、特権に昇格される - CVE-2021-27448
  • SSH プロトコルの暗号強度が不十分なため、さらなる不適切な設定を招いたり、他の攻撃の踏み台として利用されたりする - CVE-2021-27450
  • 遠隔の第三者によって、ハードコードされた資格情報を使用され、不正に認証されたり、外部コンポーネントと不正に通信されたりする - CVE-2021-27440
  • 遠隔の第三者によって、悪意のある入力をされ、コードセグメントの構文や動作内容を変更される - CVE-2021-27438
  • ソフトウェアが不必要な特権レベルで操作を実施するため、他の脆弱性が生じたり、他の脆弱性の影響が拡大したりする - CVE-2021-27454

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートしてください。
開発者は、本脆弱性を修正した次のバージョンをリリースしています。

  • MU320E v04A00.1
  • Reason DR60 v02A04.1

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2021-27438
CVE-2021-27440
CVE-2021-27448
CVE-2021-27450
CVE-2021-27452
CVE-2021-27454
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