公開日:2022/10/17 最終更新日:2022/10/17

JVNVU#98836905
Hitachi Energy製Lumada Asset Performance Management (APM) における複数の脆弱性

概要

Hitachi Energyが提供するLumada Asset Performance Management(以下、Lumada APM)には、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • Lumada APM オンラインサービス(SaaS)バージョン 6.3.220323.0およびそれ以前
  • Lumada APM バージョン 6.0.0.0から6.0.0.4
  • Lumada APM バージョン 6.1.0.0および6.1.0.1
  • Lumada APM バージョン 6.2.0.0から6.2.0.2
  • Lumada APM バージョン 6.3.0.0から6.3.0.2

詳細情報

Hitachi Energyが提供するLumada APM内のPrognostic Model Executorサービスに含まれるSpring Frameworkコンポーネントに、次の複数の脆弱性が存在します。

  • 制限または調整なしのリソースの割り当て (CWE-770) - CVE-2022-22950
  • コードインジェクション (CWE-94) - CVE-2022-22965

想定される影響

脆弱性を悪用された場合、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 遠隔の低権限ユーザによって、Spring式言語を利用して細工されたデータや設定を送信され、サービス運用妨害(DoS)状態を引き起こされる - CVE-2022-22950
  • 遠隔の低権限ユーザによって、細工したデータや設定を送信され、任意のコードを実行される - CVE-2022-22965

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。
Lumada APM オンラインサービス(SaaS)は既に対応済みとのことです。

ワークアラウンドを実施する
開発者は、アップデートが適用できない場合、ワークアラウンドの適用を推奨しています。

詳細は、開発者が提供する情報をご確認ください。

参考情報

  1. ICS Advisory (ICSA-22-286-05)
    Hitachi Energy Lumada Asset Performance Management Prognostic Model Executor Service
  2. Japan Vulnerability Notes JVNVU#94675398
    Spring Frameworkにおける不適切なデータバインディング処理による任意コード実行の脆弱性
  3. CVE-2022-22950 | Security | VMware Tanzu
    CVE-2022-22950: Spring Expression DoS Vulnerability
  4. CVE-2022-22965 | Security | VMware Tanzu
    CVE-2022-22965: Spring Framework RCE via Data Binding on JDK 9+

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

関連文書

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JPCERT REPORT
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