公開日:2022/05/27 最終更新日:2022/05/27

JVNVU#98943705
複数のKeysight Technologies製品における複数の脆弱性

概要

Keysight Technologies社が提供する複数の製品には、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • N6854A Geolocation serverバージョン2.4.0より前のバージョン
  • N6841A RF Sensor softwareバージョン2.4.0より前のバージョン

詳細情報

Keysight Technologies社が提供する複数の製品には、次の複数の脆弱性が存在します。

  • 相対パストラバーサル (CWE-23) - CVE-2022-1661
    CVSS v3 CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:N/A:N 基本値: 7.5
  • 信頼できないデータのデシリアライゼーション (CWE-502) - CVE-2022-1660
    CVSS v3 CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 9.8

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 遠隔の第三者によって、任意のシステムファイルを窃取される - CVE-2022-1661
  • 遠隔の第三者によって、任意のコードを実行される - CVE-2022-1660

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートしてください。
開発者は次のバージョンおいて本脆弱性の対策を行っています。

  • N6854A Geolocation serverバージョン2.4.0
  • N6841A RF Sensor softwareバージョン2.4.0
ワークアラウンドを実施する
開発者は本脆弱性の影響を軽減するために次の回避策を適用することを推奨しています。
  • 環境変数KEYSIGHT_SMS_PORTで定義されたTCPポート(デフォルト: 8080/TCP)に対する接続をブロックする

ベンダ情報

ベンダ リンク
KEYSIGHT N6841A RF センサ・ソフトウェア

参考情報

  1. ICS Advisory (ICSA-22-146-01)
    Keysight N6854A Geolocation server and N6841A RF Sensor software

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE
JVN iPedia