公開日:2022/10/26 最終更新日:2022/10/26

JVNVU#98957765
Hitachi Energy製DMS600における脆弱なOSSコンポーネントへの依存の問題

概要

Hitachi Energyが提供するDMS600には、脆弱なOSSコンポーネントへの依存の問題が複数存在します。

影響を受けるシステム

  • DMS600 4.5

詳細情報

Hitachi Energyが提供するDMS600は、SCADAシステムに統合されているDistribution Management System機能で、リアルタイムでのネットワーク監視と電源管理を可能とします。DMS600には、次の複数の脆弱性が存在します。

  • 脆弱なOSSコンポーネント(PostgreSQL)への依存 (CWE-1357) - CVE-2021-32027、CVE-2021-32028
開発者によると、デフォルトではPostgreSQLへのリモート接続は許可されていないとのことです。

想定される影響

脆弱性を悪用された場合、遠隔の低権限ユーザによって次のような影響を受ける可能性があります。

  • データへのアクセスによって、機密性と完全性の問題を引き起こされる - CVE-2021-32027
  • サーバメモリの任意のバイトを窃取される - CVE-2021-32028

対策方法

アップデートする
開発者は、アップデートを提供しています。

ワークアラウンドを実施する
開発者は、アップデートが適用できない場合、ワークアラウンドの適用を推奨しています。

詳細は、開発者が提供する情報をご確認ください。

参考情報

  1. ICS Advisory (ICSA-22-298-04)
    Hitachi Energy MicroSCADA X DMS600

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE
JVN iPedia