公開日:2021/11/05 最終更新日:2021/11/10

JVNVU#98988538
VISAM製VBASE Editorにおける複数の脆弱性

概要

VISAM社が提供するVBASE Editorには、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • VBASE Pro-RT/ Server-RT (Web Remote) Version 11.6.0.6

詳細情報

VISAM社が提供するVBASE Editorには、次の複数の脆弱性が存在します。

  • 不適切なアクセス制御 (CWE-284) - CVE-2021-38417
    CVSS v3 CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:C/C:H/I:N/A:N 基本値: 7.4
  • クロスサイトスクリプティング (CWE-79) - CVE-2021-42535
    CVSS v3 CVSS:3.1/AV:N/AC:H/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:N/A:N 基本値: 5.3
  • XML外部エンティティ参照の不適切な制限 (CWE-611) - CVE-2021-42537
    CVSS v3 CVSS:3.1/AV:N/AC:H/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:L/A:N 基本値: 5.9
  • 既知の脆弱性が存在するコンポーネントの使用 (CWE-1035) - CVE-2021-34803CVE-2020-13699CVE-2019-18988CVE-2018-16550CVE-2018-14333CVE-2005-2475
    CVSS v3 CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:L/I:L/A:L 基本値: 5.3
    VBASE Editorでは既知の脆弱性を含む旧バージョンのTeamViewerとTeamViewer Desktop、Unzipが使用されています。

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 遠隔の第三者によって、ディレクトリリスト内のフォルダやファイルを閲覧できる - CVE-2021-95907
  • Webページにアクセスしたウェブブラウザ上で、任意のスクリプトを実行される - CVE-2021-42535
  • 遠隔の第三者によって、システム外の不正なドキュメントを出力内容に埋め込められる - CVE-2021-42537
  • 既知の脆弱性を悪用し、当該製品を攻撃される - CVE-2021-34803、CVE-2020-13699、CVE-2019-18988、CVE-2018-16550、CVE-2018-14333、CVE-2005-2475

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートしてください。
開発者は、本脆弱性を修正した次のバージョンをリリースしています。

  •  VBASE v11.7.0.2

ベンダ情報

ベンダ リンク
VISAM VBASE Download
Contact

参考情報

  1. ICS Advisory (ICSA-21-308-01)
    VISAM VBASE Editor

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE
JVN iPedia

更新履歴

2021/11/10
[詳細情報]および[関連文書]を更新しました。