公開日:2020/04/10 最終更新日:2020/04/10

JVNVU#99126710
Rockwell Automation 製 RSLinx Classic における重要なリソースに対する不適切なパーミッションの割り当ての脆弱性

概要

Rockwell Automation 社が提供する RSLinx Classic には、重要なリソースに対する不適切なパーミッションの割り当ての脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • RSLinx Classic Version 4.11.00 およびそれ以前

詳細情報

Rockwell Automation 社が提供する RSLinx Classic は、産業機器の管理用ソフトウエアです。RSLinx Classic には、重要なリソースに対する不適切なパーミッションの割り当て (CWE-732) の脆弱性が存在します。この脆弱性を悪用することで、認証されたローカルの第三者がレジストリキーを変更することが可能です。

想定される影響

認証されたローカルの第三者によってレジストリキーが変更され、RSLinx Classic を起動する際に、システム権限で任意のコードを実行される可能性があります。

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートしてください。

パッチを適用する
RSLinx Classic Version 3.60 から 4.11 を利用している場合は、
開発者が提供する情報を
もとに、patch 1091155 を適用してください。

ベンダ情報

ベンダ リンク
Rockwell Automation Compatibility & Downloads

参考情報

  1. ICS Advisory (ICSA-20-100-01)
    Rockwell Automation RSLinx Classic

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

CVSS v3 CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:H
基本値: 8.8
攻撃元区分(AV) 物理 (P) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 低 (L)
必要な特権レベル(PR) 高 (H) 低 (L) 不要 (N)
ユーザ関与レベル(UI) 要 (R) 不要 (N)
スコープ(S) 変更なし (U) 変更あり (C)
機密性への影響(C) なし (N) 低 (L) 高 (H)
完全性への影響(I) なし (N) 低 (L) 高 (H)
可用性への影響(A) なし (N) 低 (L) 高 (H)

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2020-10642
JVN iPedia