公開日:2014/12/16 最終更新日:2014/12/16

JVNVU#99439003
EMC Documentum シリーズの製品に複数の脆弱性

概要

EMC Documentum シリーズの複数の製品 (Content Server、D2、Web Development Kit (WDK) を含む) には、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

EMC Documentum シリーズに含まれる以下の製品に対して脆弱性が報告されています。

  • Content Server
  • D2
  • Web Development Kit (WDK) アプリケーション

詳細情報

EMC Documentum シリーズの Content Server、D2、Web Development Kit (WDK) アプリケーションには、複数の脆弱性が存在します。各脆弱性の詳細は、Google スプレッドシートを参照してください。

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 情報漏えい
  • 権限昇格
  • 認証回避
  • 任意のコード実行
  • シェルコマンドインジェクション
  • バックドア経由での不正アクセス

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。

ベンダ情報

ベンダ リンク
EMC Corporation EMC Documentum Solutions

参考情報

  1. CERT/CC Vulnerability Note VU#315340
    EMC Documentum products contain multiple vulnerabilities
  2. VU#315340 - Google スプレッドシート
    VU#315340

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2014.12.16における脆弱性分析結果(CVSS Base Metrics)

CVSSとは

評価尺度 評価値 説明
攻撃元区分(AV) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N) ネットワーク経由でリモートから攻撃可能
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 中 (M) 低 (L) 攻撃成立に必要な条件はない
攻撃前の認証要否(Au) 複数 (M) 単一 (S) 不要 (N) 単一の認証が必要
機密性への影響(C) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C) 全ての情報が漏えいする
完全性への影響(I) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C) 情報の正確さや完全さが全面的に損なわれる
可用性への影響(A) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C) システムの使用が全面的に阻害される

Base Score:9.0

分析結果のコメント

この CVSS の評価は CVE-2014-2504 に基づいて行ったものです。

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE
JVN iPedia